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『ダンガンロンパ』15周年記念イベントレポート——ファンと共に歩んだ軌跡と“希望”

2026.1.14

KADOKAWAグループのスパイク・チュンソフトが手掛ける推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズは、2010年に誕生した第1作目『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』から、15周年の節目を迎えました。

“超高校級”と呼ばれる才能溢れる高校生たちが、閉鎖された学園の中である日突然“コロシアイ”(デスゲーム)をさせられる———
そんな極限状況から始まる『ダンガンロンパ』は、次々と起きる殺人事件の真相を推理し“学級裁判”で相手の矛盾を論破しながら、真犯人を暴いていくハイスピード推理アクションゲームです。

センセーショナルな内容とは対照的に、ポップで明るいグラフィックやBGM、予想をことごとく裏切られる仕掛けに満ちたシナリオ、魅力的なキャラクター、そして生徒たちが紡ぐ“希望”と“絶望”をテーマにした重厚な物語が、国内外で大きな話題を呼びました。


論破

矛盾をダンガンで打ち抜きロンパしていく


その人気は、全世界シリーズ累計出荷本数が1,000万本を突破(2026年1月時点)するグローバルなIPへと成長しています。ゲームの続編をアニメで展開するなど、メディアミックスにも趣向を凝らし、コミック化や小説化のほか、舞台化やイベント開催など、ゲームIPでは類を見ないほどの多角的な展開で作品の世界を広げ、15年にわたって多くのファンに支持されてきました。


ダンガンロンパ15周年

出版、アニメ、舞台…多角的なメディアミックスで拡大し続けてきた15年間(「KADOKAWA 統合報告書2025」より抜粋)

このたび15周年を記念し、2025年11月29日(土)にベルサール東京日本橋で開催されたイベント「ダンガンロンパ15周年フェス -超高校級の大感謝祭-」には、多くのファンが駆けつけ、初プレイの思い出に浸ったり、待望の新作に期待を膨らませたりと、熱狂的で温かい時間が流れていました。

本記事では、長きにわたってファンに愛される『ダンガンロンパ』の魅力に迫ると共に、イベントの様子をお伝えします。

“絶望”と“希望”を追体験!唯一無二の世界に浸る特別な時間

会場に入ってまず目に飛び込んできたのが、このイベントのために書き下ろされたメインビジュアルの特大パネルです。
歌い手・Adoさんのイメージディレクターを務めるイラストレーター・ORIHARAさんが書き下ろしたイラストで、華やかな装いの『ダンガンロンパ』主要キャラクターたちが来場者を出迎えます。

パネルの裏には、シリーズの大勢のキャラクターが一堂に介する巨大なイラストが描かれており、自分の長年の“推し”を見つけ、持参したグッズと共に写真に収める人の姿も見られました。


メインビジュアルの特大パネル

パネルの裏

続いて人だかりができていたのが、『ダンガンロンパ』15年の歴史を振り返る巨大ボードです。
全3作のナンバリングタイトルの発売日のほか、アニメの放送開始日、舞台やイベントの記録、受賞歴などが時系列でまとめられており、各タイトルの発売の合間においても多岐にわたるメディアミックスが途切れることなく展開されてきたことが分かります。ボードの前では、「このタイミングでハマった」「当時は中学生だった」など、思い出に浸るファンの声が多方から聞こえてきました。


『ダンガンロンパ』15年の歴史を振り返る巨大ボード

歴代のゲームパッケージや限定グッズと共に歩みを振り返る展示コーナー

このほか会場には、ゲームの世界観に浸れる仕掛けが数多く散りばめられていました。
窓に大きなネジと鉄板が打ち付けられ、見るからに脱出不可能そうな教室が再現されたフォトスポットのほか、『ダンガンロンパ』の醍醐味のひとつである“推理”を楽しめるスタンプラリー、シリーズを象徴する“学級裁判”の裁判場なども並んでいます。

中でも“学級裁判”では、自分がシロ(無罪)かクロ(有罪)かがランダムで判定されるという、作中でも類を見ないほどの理不尽さを体験。プレイヤーが幾度となく味わった“絶望”と“希望”を追体験できるような、遊び心に溢れた展示となっていました。


教室が再現されたフォトスポット

裁判場

ファン待望!シリーズ最新作の試遊に長蛇の列


会場内で最も長い列ができていたのは、2026年発売予定のシリーズ最新作『スーパーダンガンロンパ2×2』の世界最速試遊コーナーです。

本作は、2012年に発売されたシリーズ2作目『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』をベースにしながら、全く新しいシナリオを収録した最新作です。オリジナル版の舞台やキャラクターはそのままに、事件も犠牲者も犯人もトリックも、全く異なる展開が見られるとあって、期待が高まるばかりの今作。約15分間の試遊版による体験を終えて、興奮冷めやらぬ様子で感想を語り合うファン同士の姿も見受けられました。


試遊コーナー

プレイステーション・ポータル用に発売されたオリジナル版から大幅に向上したグラフィックにも感嘆の声が

緒方恵美が語る15年——『ダンガンロンパ』と苗木誠がくれたもの

さらに、イベントでは複数のスペシャルステージが開催され、第1ステージでは、1作目の主人公・苗木誠や2作目の狛枝凪斗の声優を務めた緒方恵美さんが登壇してライブ&トークショーが行われました。


ライブ&トークショー

シリーズの楽曲を手がけた高田雅史さん率いるトゥーキョーゲームス サウンドチームが作中でお馴染みのナンバーを披露し、観客のボルテージが上がったところへ、緒方さんが登場。1作目のエンディング曲「再生-rebuild-」を力強く歌い上げ、会場は熱気と大歓声に包まれました。

トークコーナーでは、緒方さんが発売当初を振り返り、「まさか15年後にイベントをやっているような作品になるとは」と思わず本音が。最初に手にしたプロットがあまりにも面白くて徹夜で読み進めてしまったことや、当初は売れ行きが伸び悩んでいたものの、ファンの口コミと熱意で人気が広がっていったエピソードを紹介。そして、自身が演じた苗木誠の、どんなに絶望的な状況でも“希望”を諦めない前向きな姿勢が、緒方さんにポジティブな変化をもたらしたことなど、作品と共に歩んだ15年間を温かい言葉で語り尽くされました。

「私はちょっと斜に構えている性格で、希望とかあまり言いたくなくて。けれど、アニメの最終回で畳み掛けるように“希望を持つことが大事だ”と苗木が語るシーンがあって、その時になんかバーンと自分にも苗木が入ったみたいな気がして。そこからは、希望の言葉をたくさん喋れるようになったし、希望が入った曲を書けるようになった。これは完全に苗木誠のおかげです。そういう気持ちをもっていれば絶対にいいことがあるって思えるようになりました」(緒方さん)


トークコーナー

国境と世代を超えて、『ダンガンロンパ』が愛され続ける理由

そんな熱気に包まれた会場は、性別や年代、ファン歴や国籍を問わず、様々な人で賑わっていました。来場者に作品への想いを尋ねると、『ダンガンロンパ』の魅力と、多岐にわたるメディアミックスがもたらしたファン層の広がり、そしてグローバルな人気の高さを感じることができました。

「中学生だった僕も社会人に」(20代男性)

「13年ファンなので感慨深いです。初めてプレイした時の衝撃がすごくて。ゲーム性もいいしデザインもいいし、好きなキャラクターはどんどん死んでいくし。中学生で始めた僕ももう社会人になり、自分でお金を使える立場に変わりました。新作も『ダンガンロンパ』らしい攻めた出し方で、本当に嬉しい。いつまでも応援していきたいです」

「アニメから入った新参者です!」(10代女性)

「3年ほど前にアニメ版で知ったのですが、ここでこのキャラが死ぬの?とすごくびっくりして、面白くて。アニメを見た後、気になってゲームも全部プレイしました。『ダンガンロンパ』は新しく入った私たち新参者にもすごく優しくて、ファンを大切にしているのが伝わってきて、長年愛されるだけあるなって思います」

「海外でも盛り上がっていました」(10代女性)

「アメリカに住んでいた時にハマって、ゲームもアニメも舞台も全部通りました。当時9歳くらいでしたが、周りに『ダンガンロンパ』好きが多く、これがきっかけで日本を好きになった人もいました。キャラクターや、他のゲームにはないユニークさが面白くて、大好きな作品です」

『ダンガンロンパ』が描く未来への“希望”

今後も、シリーズ初の大規模展覧会の開催、そして2026年に発売予定の最新作『スーパーダンガンロンパ2×2』の話題を含め、15周年のアニバーサリーはファンの熱量を巻き込みながらさらなる高まりを見せていきます。本作のプロデューサーを務めるスパイク・チュンソフトの榊原昌平さんは、共に歩んできたファンへ向けてこのように語ります。

「『ダンガンロンパ』が15周年を迎えられたのは、ひとえに皆さまに支えていただいたおかげです。本当にありがとうございます!最新作『スーパーダンガンロンパ2×2』も全世界から大きな反響を頂き、スタッフ一同、大変嬉しく思っております。現在はまだ開発中のステータスですが、15周年フェスで遊んでいただいた試遊版でも非常に良い反応を頂けてホッとしています。ユーザーの皆様に楽しんで頂ける作品にしっかり仕上げてお届けしますので、ぜひリリースを楽しみにして頂けたらと思います!」(榊原さん)


会場のメッセージボード

こうした作り手の思いに応えるように、会場のメッセージボードには15年分の愛を綴るファンのメッセージがびっしりと書き込まれていました。 このたくさんの情熱こそが、これからの『ダンガンロンパ』を照らし出す、何よりの“希望”に他なりません。


ファンのメッセージ

※本記事は、2026年1月時点の情報を基に作成しています



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