新角川書店“メガソフトウェア・パブリッシャー”を標榜し、社内体制の整備、資本と経営の分離など経営基盤の強化に取り組みつつ、コンテンツのマルチメディア展開に向かって進み出す。さらに、インターネット、デジタル・コンテンツ、ブロードバンドなどIT事業にも積極的に乗り出し、“メガコンテンツ・プロバイダー”としての大いなる企業統合を現出する。
1994(H6)
「聖なる予言」がベストセラーに。「関西ウォーカー」創刊、創刊号が記録的実売を記録。「少年エース」創刊。(株)角川書店流通センターを吸収合併。
1995(H7)
創立50周年を迎える。本社ビル完成。富士見本社新築ビルへ本郷ほかより移転。第2回日本ホラー小説大賞・「パラサイト・イヴ」がベストセラーに。「月刊ザテレビジョン」創刊。
1996(H8)
「東海ウォーカー」創刊。
1997(H9)
新角川映画「失楽園」、「新世紀エヴァンゲリオン」が大ヒット。「九州ウォーカー」創刊。
1998(H10)
映画「リング」「らせん」公開。社会現象ともなる大ヒット。鈴木光司原作の文庫と単行本「ループ」の三部作が驚異的販売数を記録。映画「不夜城」公開。「横浜ウォーカー」創刊。角川文庫創刊50周年キャンペーン展開。「アスミック・エースエンタテインメント」設立。東京証券取引所市場第二部に上場。
1999(H11)
映画「リング2」「死国」ヒット。「トスカドメイン」「角川インタラクティブ・メディア」設立。「マリー・クレール」新装刊。「千葉ウォーカー」「台北ウォーカー」創刊。新本社ビル完成。独ベルテルスマン社と包括的提携。台湾国際角川書店開設。
2000(H12)
「メガポート放送」「ウォーカープラス・ドット・コム」設立。実用新書「角川oneテーマ21」を創刊。「神戸ウォーカー」「北海道ウォーカー」「SPORTS Yeah!」創刊。
2001(H13)
シンガポールにて「ウォーカー・アジア・エンタテインメント」設立。「エス・エス・コミュニケーションズ」を傘下に。「ビーンズ文庫」創刊。「ガンダムエース」創刊。映画「冷静と情熱の間」公開。原作が単行本、文庫ともに大ベストセラーに。
2002(H14)
映画「仄暗い水の底から」公開。「月刊BS&CSザテレビジョン」創刊。「メディアワークス」を傘下に。「角川大映映画」設立。