それぞれの事業をさらにブロードバンド時代に合った業態に変え、グループ全体を「出版と映像の総合メディア企業」から出版と映像、そしてネットブロードバンド事業という3本立ての事業形態へシフト。経営の軸は「集中と選択」から「選択ある拡大」へと転換。
2003(H15)
角川ホールディングス設立。出版を主事業とする事業会社として角川書店を新設。ストック型フリーペーパー「TOKYO INDEX」創刊。宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」(上・下)、現代言語セミナー編「つい他人に試したくなる 読めそうで読めない漢字」ヒット。「野性時代」新装刊で発売。
2004(H16)
東京証券取引所市場第二部から第一部へ移行。映像パッケージ販売の新会社「角川エンタテインメント」設立。「アスキー」「エンターブレイン」グループ入り。「角川大映映画」が「角川映画」に社名変更。米国「ドリームワークス」と業務提携。「毎日が発見」創刊。
2005(H17)
韓国大手映画会社「CJエンターテイメント」との業務提携を発表。日本ヘラルド映画が角川ヘラルド・ピクチャーズと社名変更し100%子会社に。角川書店から富士見事業部が独立して「富士見書房」設立。角川グループ創立60周年記念式典。
2006(H18)
「角川ホールディングス」から「角川グループホールディングス」に社名変更。角川映画と角川ヘラルド・ピクチャーズが合併し「角川ヘラルド映画」設立。「角川ザテレビジョン」「角川クロスメディア」2社を設立。「ダ・ヴィンチ・コード」文庫版を上・中・下巻で発売。単行本と合わせ1,015万部の最大級ヒット。創立60周年を機に角川グループの基本理念をまとめた「角川憲章」を制定。
2007(H19)
角川書店を「角川書店」「角川マガジンズ」「角川グループパブリッシング」ほかに分割。角川ヘラルド映画が「角川映画」社名変更。香港に「カドカワ・インターコンチネンタル・パブリッシング」を設立。ケータイ小説を文庫化した「魔法のiらんど文庫」創刊。
2008(H20)
「角川マーケティング」設立。事業会社合併により、「アスキー・メディアワークス」設立。角川文庫創刊60周年記念企画を実施。「スニーカー文庫」「富士見ファンタジア文庫」20周年、「電撃文庫」15周年、「ファミ通文庫」10周年。黒澤明監督作品「羅生門」ハリウッドでデジタル復元。
2009(H21)
「中経出版」グループ入り。「角川ゲームス」「K・Sense」「角川コンテンツゲート」設立。初のグループ合同レーベル「角川つばさ文庫」創刊。映画「沈まぬ太陽」公開、日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ多くの映画賞を受賞。
2010(H22)
「魔法のiらんど」グループ入り。中国「広州天聞角川動漫有限公司」設立。東京証券取引所「企業行動表彰」に選定。ドワンゴと電子書籍や各種コンテンツの配信に関して包括業務提携を実施。電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」サービス開始。「天地明察」が第7回日本本屋大賞受賞。「テルマエ・ロマエ」日本マンガ大賞2010受賞。「東京ウォーカー」創刊20周年。「レタスクラブ」通巻700号。「週刊アスキー」通巻800号。
2011(H23)
角川書店と角川映画、角川マーケティングと角川SSコミュニケーションズ、アスキー・メディアワークスと魔法のiらんど、角川コンテンツゲートとワーズギアが合併。グリーと業務提携。ドワンゴと資本提携を実施。ニコニコ動画×BOOK☆WALKER WEB漫画誌「角川ニコニコエース」サービス開始。オンライン映画前売券販売サービス会社「ムビチケ」設立。「涼宮ハルヒの驚愕」世界同時発売。
2012(H24)
角川コンテンツゲートが「ブックウォーカー」に社名変更。角川グループパブリッシングと角川出版販売が合併。合弁会社ドコモ・アニメストア設立、スマホ向けアニメ配信サービス開始。TVドラマ化「ビブリア古書堂の事件手帖」やTVアニメ化「ソードアート・オンライン」ヒット。「新世紀エヴァンゲリオン13」世界15カ国&地域、電子書籍で同時発売。角川ゲームス初のオリジナルゲーム「LOLLIPOP CHAINSAW」全世界発売。EPUB3導入発表、BOOK☆WALKERもEPUB化。楽天「kobo」、Amazon「Kindle」など新規電子書籍ストアオープン、グループ各社が積極的に作品を提供。BOOK☆WALKERにグループ外出版社が本格的に作品提供を開始。角川華文ライトノベル・イラスト大賞 初の中国・台湾共同開催。