大人気絵本のリアルイベントにファンが集結!「パンどろぼう5周年フェスティバル」をレポート
2020年春に1作目が発売された大人気絵本『パンどろぼう』(作・柴田ケイコ)。現在はシリーズ累計480万部(2025年9月現在)を突破し、9月10日には7作目となる『パンどろぼうとスイーツおうじ』を発売。今後はアニメ化も決定しています。
今年、刊行5周年を迎えたパンどろぼうは、8月14日から17日まで東京・恵比寿ガーデンプレイスで記念イベント「パンどろぼう5周年フェスティバル」を開催しました。会場は連日多くのファンでにぎわい、大盛況となりました。
以下の記事では、このイベントの担当である木澤 栞那さん(KADOKAWA レクリエーション事業局 イベント事業部)より、見どころや当日の会場の様子をお届けします。
大盛況!リアルイベント「パンどろぼう5周年フェスティバル」
「パンどろぼう5周年フェスティバル」のアトラクション前売りチケットはすべて完売。お盆の真っ只中にもかかわらず、初日の8月14日は朝から大勢のファンが大集合しました!

恵比寿ガーデンプレイスにあるメイン会場のPORTAL POINT -Ebisu-には入場待ちの長い列が!入場時間帯別のチケットにもかかわらず、多くの人が会場の外でイベントへの参加を心待ちにしていました。

エントランスではパンどろぼうをはじめ、にせパンどろぼう、なぞのフランスパンなどシリーズでお馴染みのキャラクターたちがお出迎え。フォトスポットとしても映えるポイントです。


入場者には特典としてパンどろぼうのサンバイザーを配布。事前に特典引換券を購入した方には、限定のショルダーポーチも渡されていました。
木澤さんによると、なんとこちらは、フェスのために作家の柴田先生に描きおろししてもらったイラストを使用しているそう・・・!
パンどろぼうたちと記念撮影
会場内には2つのアトラクションとパンどろぼうバルーン、フォトスポットなどの企画が盛りだくさん。入場してまず目に飛び込んだのはキャラクターパネル。


6作目の『パンどろぼうとりんごかめん』までに登場した、パンどろぼうをはじめとするキャラクターたちのプロフィールがイラストと共にくわしく展示されています。
また、会場内にはいくつかのフォトスポットも。

パンどろぼうたちとおそろいのポーズでパシャリ!

こちらでは5周年の「5」が描かれたフラッグを実際に持って、ギフトボックスから飛び出てきたパンどろぼう、にせパンどろぼう、なぞのフランスパンと撮影することができました。
巨大なパンどろぼうバルーンに驚き
会場を進んでいくと、中央に巨大なパンどろぼうのバルーンを発見。

今回が初お披露目となるバルーンは、見上げるほどの大きさでびっくり。
木澤さん「バルーンは、実は凹凸などを気にして、生地選びからこだわったものなんです!」
このこだわりのバルーンと一緒に写真を撮ることもできました。

持参したぬいぐるみを置いて撮影ができる、“ぬい撮りフォトスポット”も。このときに撮影したのは、イベント限定のぬいぐるみ。5周年をお祝いする三角帽を被っています。

会場だけで限定発売されているグッズ展示もありました。
アトラクションを成功させてシールをGET!
会場内には事前に購入したチケットで楽しめる2つのアトラクションがあり、どちらも大行列!
木澤さん「実は、パンどろぼうのイベントでアトラクションは初の試みなんですよ。

この「アトラクション:ステップ」は、「パンどろぼう」が初めてパンやに忍び込んだ時の「はやあしのじゅつ」を皆さんにも体験してもらおうというアトラクションです。
足の形のシルエットの上でステップを踏んで、左側のスタートにいるパンどろぼうを右側のゴールへ移動させていくゲームで、時間内にゴールにたどりつければクリアです!」

会場に来場していた姉妹がゲームに挑戦、ふたりで力を合わせて連続ステップ!
パンどろぼうが走る姿は、絵本『パンどろぼう』の1シーンをイメージさせます。ふたりは見事、時間内にパンどろぼうをゴールさせることができました。

ゴールした記念にシールをもらえて大満足。
もうひとつは「アトラクション:ボール投げ」。

ボールを3色の「しお」と「さとう」と「バター」に見立て、それぞれ食パンの形をした穴に向かって3つのボールを投げ、「もりのパンや」に届けるアトラクション。
すべての穴にボールを入れることができれば成功です。


木澤さん「簡単そうに見えますが、体験してみると絶妙な距離感が意外と大人でも難しくて、すべての穴にボールが入らない人も結構いらっしゃるんです」
全部のボール投げが成功すると、3つの穴の上にある「しお」「さとう」「バター」が描かれたパネルが光ったあとにパンどろぼうが現れ、こちらでもシールをもらうことができました。
会場外にも見どころが盛りだくさん
イベント会場の外にも、見どころがたくさんありました。会場横で行列ができていたのはグッズショップ。




Tシャツ、アクリルヘアゴム、バンダナ、トートバッグなどのイベント限定グッズが豊富に並んでいました。
木澤さん「初日の昼過ぎ時点で、ぬいぐるみやクッキー缶は完売となるほどの人気でした!」
※最終日には売り切れも続出したそうです。

会場の上のフロアでは、オリジナルキーホルダーを作ることができるワークショップを開催。作品のシーンが描かれたシートとパーツを組み合わせれば、自分の好きな絵柄のキーホルダーが完成。絵本の中でも人気のシーン「まずい」の絵もありました。
会場付近だけでなく開催場所となった恵比寿ガーデンプレイス全体で楽しめる、シールラリーも実施。


台紙とシールを持って、ポスターが展示してあるチェックポイントへ。台紙に書かれた番号の位置に正しいシールをすべて貼ると、オリジナルステッカーがもらえます。




他にも、まるで自分が絵本の中の登場人物になったかのようなフォトスポットに、ファンの皆さんは大興奮! 巨大な絵本の裏側は実際の絵本と同じような表紙になっているなど細部までこだわっていて、たくさんの人たちが撮影を楽しんでいましたよ。
木澤さん「絵本の世界観を再現できるように意識していたので、来場された方が楽しまれている姿を見ることができて嬉しいです。ガラス越しに見えるフォトスポットは、このイベントを知らなくても”何をやっているんだろう?”と興味をもってもらえるよう工夫しました。」
大きなパンどろぼうとの撮影会も!
14日と15日の2日間は、パンどろぼうとの撮影会も行われました。

参加できたのは事前の抽選に当選した人のみ。当選した人たちはおおきなパンどろぼうと一緒に、写真を撮ることができました。
撮影会のあとには、抽選に外れた人のためにちょっとだけパンどろぼうだけの撮影会サービス。いろいろなポーズでファンの期待に応えてくれたおかげで、かわいいショットを撮ることができました。
今後は全国でパンどろぼうに会えるチャンスも

今回のイベントでは、16日、17日のステージでは作家の柴田ケイコ先生によるトークショーや、えほんよみきかせイベントを開催。広場では体験ブースや展示コーナーが出展されました。
会場はパンどろぼうグッズを身につけている多くのファンで熱狂に包まれており、パンどろぼうの人気の高さを肌で感じることができるイベントでした。
木澤さん「今後もパンどろぼうの魅力をもっとたくさんの方に届けられるように頑張っていきます。イベントが近くで開催される際にはぜひ訪れてみてくださいね。」
※本記事は、2025年9月時点の情報を基に作成しています