中学生で二次元の世界にどハマり。
母国、中国でも日本のコンテンツは大人気で、私も例外になく漫画、アニメ、ライトノベルに埋もれながら育ちました。大学は米国の学校に進みましたが、大学院は迷わず日本の学校を選びました。進学後は毎晩、深夜アニメを観て眠い目をこすりながら通学するという生活。学業の傍ら、オタクライフを満喫していました。「就職も絶対に日本で!」と思いました。なんといっても、大好きなものに溢れていますから。そして、日本と海外の架け橋になれる仕事ができたらと思い、KADOKAWAに入社。現在、Webディレクターとして『カクヨム』、『コミックウォーカー』、『Webエース』、『魔法のiらんど』といった様々なWebサービスの企画運営を担っています。仕事は大きく分けて2種類。新規特設サイトの立ち上げと、既存サービスの進化です。いずれの仕事もデータが起点になります。アクセス解析、ユーザー調査、市場調査、競合サイトの状況などなど。定性と定量、あらゆる手を尽くしてデータを収集し、じっくりと分析。そこから、ファンの人たちがより喜んでくれるような新たな企画を生み出していきます。
コンテンツ×テクノロジーで、
新しい楽しさを!
KADOKAWAでは、やりたいことをいち早くカタチにできるスピード感や自由度の高さを実感しています。それは、入社1年目から新規特設サイトの企画を任されるなど、年齢や社歴に囚われずに新しい楽しさを追求する風土ももちろんですが、KADOKAWAならではの理由があります。開発会社から転職してきた人からよく聞くのは、「これだけ膨大なコンテンツを自社で持っていて、かつITもできる会社は他にない」ということ。開発だけを担う会社の場合は、「こんなサービスがあったら面白い!」と思い描いても、プロジェクトを発足するためにまずはパートナー企業を見つけるところから始めなければなりません。でも、KADOKAWAの場合はそれが不要。膨大なコンテンツを持つ編集部と専門なテクノロジー知識を持つデジタル部隊やグループ会社のドワンゴなどの仲間がいます。案件を任せられたときに、データを集めて分析さえすれば、他のチームと一緒に進むことができます。私も一年目のときに、特設サイトの立ち上げ案件では、コミックウォーカー編集のメンバーや角川アスキー総合研究所のメンバーたちと一緒に女性向け漫画サイトであるコミックウォーカーフォーガールズを作りました。
発想力や行動力を縛ることなく、
仕事に挑める。
働く環境も自由で、縛られることはありません。出社・帰社時間は当然フレキシブルですし、働く場所も問いません。自宅、お気に入りのカフェのほか、飯田橋、新宿、池袋、沖縄など全国の拠点をワークスペースとして活用できます。仕事で使用するデバイスも予算内であれば好きなものを。使い慣れたもののほうが仕事も捗りますね。それから職場には、本当に多様な人が集まっているところも好きですね。私はWebディレクターとして事業方針や企画を立てることを得意としていますが、他にはデータ分析に長けている人がいたり、最新テクノロジーの知見に溢れている人がいたり、自前でツイッター分析ツールを作れてしまう人がいたり。前職も様々で、新卒入社社員はもちろん、テレビ・ラジオ業界から来た人、元クラウドファンディングサービスの開発者などいろいろなバックボーンを持った人が集まっています。互いの強みや得意技を組み合わせて化学反応を起こしていけるのは、KADOKAWAならではだと思います。中国で生まれ、米国留学を経て、日本にやってきた私。Webやテクノロジーの力を活かして、今後ますます、日本のコンテンツを海外に広めていくことに貢献していきたい。海外向けプラットフォームの創造にもチャレンジしてみたいですね。
※記事内容は、取材当時(2019年12月)のものです。
WORKS 担当制作物
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『コミックウォーカー フォー ガールズ』
入社1年目で担当した新規特設サイト。それまで男性ユーザーの多かった『コミックウォーカー』、女性ユーザーの拡大を図るために生まれた。サイトのワイヤーフレームづくり、デザインのディレクションなどを行い、コミックウォーカー編集部と一緒に築き上げた。
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『カクヨム』
2015年誕生した『カクヨム』は、2019年にカクヨムロイヤルティプログラムという仕組みをスタート。創作活動を行う作家が出版を経ることなく直接収益を得られる環境を整備した。Web小説の世界がますます活性化するようにと、『カクヨム』は今後も進化を重ねていく。