一年目から第一線。
どこよりたくさんの
「面白い!」を
作り続けていく。

03 16

MASAKI ARIMURA

有村政輝

コミック&キャラクター局 第4編集部 アライブ編集部
2017年新卒入社/文化構想学部卒

PROFILE: 漫画好きの姉の影響で、小学生時代から漫画やアニメに熱中。現実世界とはまったく異なる世界を味わい続けてきた。そんな大好きな世界で仕事がしたいと、KADOKAWAへ。コミック編集者としてスタートを切り、入社1年目から第一線で奮闘してきた。現在は10を超える作品の連載を担当中。

一人でも多くの人に、
この面白さを届けたい!

姉の本棚はいつも漫画でぎっしりでした。その影響もあって、私も小学生時代から漫画やアニメにどっぷり。大学生になり就職活動の時期になっても、「やっぱり大好きなものに携わりたい」と、KADOKAWAへ入社しました。新人研修を終え、月刊誌『コミックアライブ』の発刊や、『コミックウォーカー』、『ニコニコ静画』などでのWeb連載を展開するアライブ編集部の配属に。最初こそ、先輩のサポート業務やコミック誌内の編集記事制作を通じた勉強期間がありましたが、一年も経たないうちに一人の編集者としてスタートを切りました。現在は10を超える連載作品を担当しながら、新たな連載作品の完成を目指して作家さんたちと打ち合わせを重ねる日々を過ごしています。編集者の一番の醍醐味であり使命は、自分が心から面白い!と思った作品を、広く世の中に伝えることができること。学生時代も、面白い漫画に出会うと友人に「これ読んでみてよ」とよく話すことがありましたが、それをもっと大きなスケールでやっている感覚です。自分が最初に見つけ出した面白さを、多くの人が同じように面白がってくれたときは、感動するほどうれしくなります。だから、まだ見ぬ面白さを見つけ出すため、SNSを探索したり、同人イベントに足を運んだりするのも大切な仕事の一つだと思っています。

編集長との立ち話で、
GOサインも。

2019年春に単行本第一巻が発売された、『見える子ちゃん』(泉朝樹著)も、初めて観たのはツイッターでした。作者の泉先生が『見える子ちゃん』の原型となる作品がアップされていたのを見つけたのです。衝撃でした。普通の人には見えない異形な“ヤバい”やつらが見えるようになってしまった女子高生が、とにかく化物どもをシカトするという設定は唯一無二。画力もすごいし、ここまで振り切っている作品はすごいと思いました。私はすぐに編集長のデスクへ。スマホでツイッターの画像を見せながら「この漫画で連載スタートしたいんです」と伝えると、編集長も面白がってくれその場でGOサインが出ました。形式張った編集会議などではなく、立ち話でも決裁が出るスピード感がKADOKAWAの特長でもありますね。そこから泉先生と連載化・単行本化を目指した二人三脚がスタート。もとはツイッター漫画でしたから短いストーリー。それを長く楽しめる物語にするために、アイデアを出し合いました。そして作家さんが創作活動に集中していただいている間に、私はプロモーションの仕掛けを練っていきました。そんな2ヶ月を経てWeb連載が開始。完成した単行本も見事話題に! ネットの口コミも高評価で、「次にくるマンガ大賞 2019」でもランクイン。泉先生が生み出した世界観を、たくさんの人が面白がってくれて本当に感激です。現在、第二巻も発売中で、さらには今後、メディアミックス展開も実現できたらと画策中です。

なんでもできる、
すぐできる。

KADOKAWAは、エンターテイメントに関わることはなんでもやっている会社。つまり、漫画という枠を超えて「こんなことができたらいい」ということを、社内の協力さえあれば実現できてしまうんです。しかも、部署は様々でも皆が例外なく、面白いことや新しいことに貪欲。だから映像化などのメディアミックスはもちろん、Webやイベントを活用した新しいプロモーションアイデアもとても実現しやすい。「こんなプロモーションを仕掛けたいんです」と他部署の人に相談すると、「いいじゃん、やってみよう」と乗ってくれたり、「それなら、こんなこともできるよ」とアイデアがさらに膨らんだりすることもあります。KADOKAWAは、業界内でも突出して数多くの作品を世に送り出しています。だから若くしてチャンスが多い。じっくりゆっくりやるより、一日も早く第一線に立って、がしがし作品づくりに貢献してきたい、まったく新しい仕掛けでエンタメ業界をもっと盛り上げたいと思っている人にはぴったりの場所だと思います。

※記事内容は、取材当時(2019年12月)のものです。

WORKS 担当制作物

  • 『見える子ちゃん』

    普通の人には見えない異形な“ヤバい”やつらが見えるようになってしまった女子高生。化物どもから逃げるでも、立ち向かうでもなく…、精一杯シカトし続ける。前代未聞のホラーギャグ漫画。「次にくるマンガ大賞2019」にもランクインした話題作。