可能性は無限大。
だから
コト消費ビジネス
は面白い。

09 14

SHUTOH OHKITA

大喜多州統

イベント事業推進室 イベント企画課
2016年入社/法律学科卒

PROFILE:中学時代からアニメ、ライトノベルといったコンテンツにハマっていく。弁護士を目指し大学進学を果たすも、アニメ関連のイベント参加に没頭。有志で集まり、自らイベントを企画したことも。好きが高じて、現在はKADOKAWAの新規部門であるイベント事業推進室に在籍。

好きすぎて、目標転換。

中学1年生のときに出会ったのが、『涼宮ハルヒの憂鬱』。そこからオタク街道まっしぐらでした。高校は電車通学で片道1時間半。鞄にはいつも二冊のライトノベルが入っていて、行き帰りで1冊ずつ読破。家に帰るとアニメ作品を鑑賞。そんな毎日でした。コンテンツに関わる仕事がしたいと思いはじめたのは高校時代。知的財産系の弁護士になりたいと思い、大学は法学部を選択。そこで、弁護士よりも目指したいものが見つかりました。在学中に、アニメ系のイベントにドハマり。毎週土日は必ず何かしらのイベントへ。アニソンライブ、トークイベント、接近戦と呼んでいる握手会などなど、何でも行きました。聖地巡礼ももちろん。イベントを企画したこともありました。イベントの最大の魅力は、ファン同士が顔を合わせて作品への熱を共有できること。自宅で一人、じっくり作品を鑑賞するのもとても良い時間ですが、イベントでしか味わえない興奮がそこにはあるんですよね。

モノからコトへ。新規事業誕生。

入社後最初の配属は、アニメ部門の営業職。各地のアニメ専門店や量販店を回る仕事をしていたのですが、アニメイベントを扱う部署が新設されるという話を聞きつけました。「この会社で、一番イベントを知っているのは自分です!」。想いが通じ、異動が決まりました。イベント事業推進室は、ユーザーの欲求がモノからコト(体験)へと広がっていくなかで、新たな事業の柱を打ち立てようと立ち上がった部署です。アニメ関連のライブイベント、トークイベント、展示企画をはじめ、作品の舞台を回る一日観光バスツアーや、新宿を舞台にしたリアル謎解きゲームなど、自由な発想でイベントを数々企画しています。私自身は現在、2018年12月誕生したアニメ専門劇場「EJアニメシアター新宿」に併設されるイベント空間をプロデュースする業務に力を注いでいます。現在は劇場上映作品と連動したコラボカフェ/ギャラリーとして活用しており、その企画運営が中心です。内装、メニューなど、空間すべてを作品毎に変えて世界観にたっぷり浸かれる空間に仕立てていきます。鑑賞後にファンたちがカフェに集まり、作品について語り合い、楽しそうに余韻を最大限に楽しんでもえている姿を見るのが一番の喜びです。

業界の成長領域。
仕事のすべてが実験です。

体験型の“コト消費ビジネス”は、業界のなかでもまだまだ成長・拡大している分野です。そこには数々の可能性が埋もれています。イベントをはじめとした“コト消費ビジネス”にまつわる知見を蓄積することはイベント事業推進室の重要なミッションです。基本的に、ほとんどの仕事が前例やノウハウのない新しい取り組みになります。それがこの部門の魅力でもあります。実験的なアイデアを実行に移せますからね。「こんな取り組みをしたら、どうなるか?」「どんな結果が生まれるか?」。予測不能で刺激的です。現在KADOKAWAは、所沢に新しい拠点を建設中。そこには、ファンが集う一大スペースも誕生します。そのときに、今私たちが蓄積している知見を用いて大勢のファンが大興奮できる時間を創ることができたら、本当に最高ですね。

※記事内容は、取材当時(2018年12月)のものです。

WORKS 担当制作物

  • 『メイドインアビス』コラボカフェ

    劇場版公開に合わせてEJアニメシアター新宿にて開催。作中の舞台である大穴『アビス』での冒険をイメージした店内で、作品をモチーフにしたフードやドリンクを味わえる。
    ©2017 つくしあきひと・竹書房/メイドインアビス製作委員会

  • 『この素晴らしい世界に祝福を!』 オーケストラコンサート

    TVシリーズ劇判音楽の生オーケストラ演奏を中心に、作品メインキャストによる朗読劇、主題歌担当アーティストによるライブ歌唱等を実施するスペシャルイベント。2019年2月、東京芸術劇場にて開催。
    ©暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会