KADOKAWAなら、
一生、好きなことで生きていける。
読書が苦手な子どもでした。文字で埋め尽くされた厚みのある本にどうしても尻込みしてしまい、宿題の読書感想文もついつい出せずじまい・・・。熱中していたのはアニメや漫画でした。そんな私を、本の世界に引き込んでくれたのがライトノベルでした。中学二年生のとき、「大好きなアニメの原作なら読めるかも?」と何気なく手にした一冊。自分でも驚きました。不思議なほどすらすら読めて、めちゃくちゃ面白い! 活字と限られた数のイラストだけで、こんなにも想像をかき立てられるなんて! 今まで体験したことのない楽しさでした。気づけば読書が大好きに。教科書は忘れても、ライトノベルは忘れない——そんな中学・高校時代でした。
大学生になると、好きが高じて自分でも執筆活動をするように。作品を小説投稿サイト『カクヨム』で公開していたところ、某レーベルの編集者からお声かけいただき、ライトノベル作家としてデビューすることもできました。このとき、編集者と打ち合わせを重ねていく中で、「作家ではなく、編集者としてもライトノベルに携わりたい」と感じるように。ライトノベルに強いKADOKAWAは、就職先の選択肢としてまっさきに頭に浮かんだ会社でした。加えてKADOKAWAは、ライトノベルの他、コミック、映像など様々な事業を抱えています。だから「将来的にもしも、新しい分野に興味が湧いても挑戦できるフィールドがある。ここなら一生、好きなことで生きていける」とも思いました。現在は、ライトノベル編集者として異世界ファンタジー、ラブコメ、百合など様々なジャンルの作品を作家さんとともに手がけています。
新人の「やりたい!」を、
編集長も全力で応援してくれた。
入社して驚いたのは、配属直後からアシスタントなどではなく一人の編集者として仕事ができたこと。初めての担当作である『倒れた婦人を救ったご褒美は、娘の美人双子とのお付き合いでした。』も先輩からの引き継ぎなどではなく、自分で作家さんを見つけ出し、お声がけさせていただいて実現したものでした。KADOKAWAは、1年目からいくらでもチャレンジできる場所です。編集部には、「年次なんて関係ない。新しい企画・面白い企画を出してなんぼ」という空気もあります。「こんな物語があったらいい」、「この作家さんの本を形にしたい」と思ったらすぐに企画書を作成し、いつでも編集長に提案できます。
さらに驚いたのは、一人の挑戦を周りの人たちが全力で応援してくれるところです。1年目のある日、私は学生時代からずっと好きだった漫画作品のノベライズをやりたいと考えました。ただ、その作品は他社の出版物でした。編集長に相談すると「企画は良いが、実現は難しいぞ」という反応でした。でも私は諦められなかった。ノベライズに向けた提案書を作り、直接担当編集者に持ち込む決意をしました。そんな私を見て、編集長が言ってくれたのが「そこまで本気なら、精一杯やってみよう」でした。提案書のブラッシュアップにも付き合ってくれて、提案当日も同行してくれました。残念ながら提案は実りませんでしたが、でもうれしかったですね。「自分はこれをやりたいんだ、やるべきだ」という情熱があれば、どんなチャレンジにも踏み出していける。しかも、その実現のために力を貸してくれる人もいる。それがKADOKAWAという場所だと私は実感しています。
いろいろな“好き”が飛び交う、
ごちゃまぜ空間だから成長できる。
学生の頃は、会社というものに対して「上司と部下の関係が重視される、“縦社会”」というイメージを持っていました。でも、KADOKAWAはどこまでもフラット。部署や役職に関わらず、人と人との距離がとても近いんです。異なる編集部間の交流も多く、学生時代に夢中になっていた大人気ライトノベルの担当編集者とコンテンツ談義に花を咲かせるのは日常ですし、大ベテラン編集者に声をかけられ、飲みに行くこともあります。映像関連やテック系など様々な部署の人たちに相談を持ちかけても、皆さん快く協力してくれますし、むしろチャレンジングな相談ほど一緒になって面白がってくれます。いろんな人たちがごちゃまぜに混じり合える環境は刺激の宝庫ですね。この場所で、いろいろな人たちから刺激と学びをもらいながらチャレンジを楽しみ、自分にしかできない仕事をしていけたらと思っています。
※記事内容は、取材当時(2025年11月)のものです。
WORKS 担当制作物
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『倒れた婦人を救ったご褒美は、娘の美人双子とのお付き合いでした。』
婦人を助けたら、娘であるクラスで人気な双子姉妹に交際を迫られて!? 入れ替わりでデートをしたり、学校で2人それぞれから猛アプローチをされたり、さらには、クリスマスに同時デートをしたり!? 美人双子との甘々学園ハーレムラブコメ、開幕!
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『顔だけ良いクラスメイトが、やたらとグイグイ来る百合の話。』
トップカーストグループに在籍する海道律は、周囲に流される形で付き合っている彼氏がいた。そんな彼と付き合ってもうすぐ一年になる日、彼氏とキスをしようという場面をクラスメイトの矢来綴に目撃されて……? 普通の女子高生が、元気で優しくて抜けていて、それでいて顔の良い女の子と恋をする物語。
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『公女殿下の家庭教師』 ※サブ担当
規格外家庭教師が導く、魔法革命ファンタジー! 第3回カクヨムWeb小説コンテスト・異世界ファンタジー部門大賞受賞作。2019年からはコミカライズ版が連載開始、2025年にはアニメ化も実現。丸山は、サブ担当としてアニメ監修物チェック、アフレコ対応、SNS運用などを担う。