年次じゃない。
純粋な企画の面白さで
勝負できるフェアさが
心地よい。

01 17

YUSUKE KOIKE

小池悠補 (2024年新卒入社)

映像事業局 映像企画制作部
映像企画1課

PROFILE:大学卒業後、某企業に一度は就職するもコロナ禍がきっかけで映画の虜に。映画製作を学びたいと、会社を辞めて大学院へ。プロデューサー業務のいろはを習得しながら、自主制作映画を数多く手がけた。2024年、新卒採用枠でKADOKAWAに入社。1年目から積極的に新作企画を出すなど、映画プロデューサーとして奮闘中。

27歳の新入社員。
まわり道もしたけれど、
本当にやりたいことが見つかった。

実はKADOKAWAに来る前、一度、就職していたんです。学生時代から「何かをつくる仕事がしたい」という漠然とした気持ちはありながら、それが何なのかわからなかった。そしてやりたいことがはっきりしないまま就職活動。運良く入社できた会社での仕事はやりがいもありましたが、それでも心のどこかがずっとモヤモヤしていました。きっかけは、社会人2年目のときにやって来たコロナ。自宅で過ごすことが増え、ふと映画を観始めたら止まらなくなった。年間300本以上は観たでしょうか。「私がつくりたかったのは、映画かもしれない」と思うように。端から見れば無鉄砲。でも、やりたいと思ったら止められない性格。私は会社に辞表を提出し、映画製作を学べる大学院に入りました。在学中は学生映画や自主製作映画を何十本もつくりました。めちゃくちゃしんどくて、めちゃくちゃ楽しかったですね。やっぱり私は、「映画の世界に行きたいんだ」と確信しました。
ただ、大学院で学んだとしても映画界の門戸が狭いことはわかっていました。しかも回り道をして、すでに27歳になっていた私。実際、就活でエントリーをしたくても年齢制限や就業歴の有無でひっかかってしまうケースが多かった。でも、KADOKAWAは違いました。私のような特殊な経歴を持つ人間にも平等に扉が開かれていた。年次や経歴で判断しないKADOKAWAらしさを入社前から実感しました。一人ひとりの希望を尊重した配属も魅力でした。未経験から、しかも1年目でプロデューサーとして活動できるのは、この業界では非常に珍しい。最短距離で好きなこと・やりたいことにチャレンジできる場所です。

どんなライフステージを
迎えても、
情熱をあきらめなくていい。

実際に仕事を始めてからも、年次で何かを判断されたという記憶はありません。1年目の配属直後から、先輩プロデューサーと同じように新作の企画提案を求められますし、企画に対するジャッジも純粋に面白いか/面白くないかで判断される。「1年目だから、黙って話を聞いていればいい」なんてことは一切なく、逆に甘やかされることもない。このフェアな環境が、私にはとても心地良いですね。普段から企画を考えるのが好きだったこともあり、一年目から先輩たちに劣らない数の企画提案を行うことができました。
KADOKAWAには末長く、また自分がどんなライフステージを迎えても仕事に熱中し続けていける環境もあると感じます。2025年に公開された『山田くんとLv999の恋をする』は先輩プロデューサーが手がけた作品ですが、その先輩は、まだ小さなお子さんを育てながら作品製作に携わっていました。しかも、業務の多くがリモートワーク。「リモート中心でプロデューサー業務ができるのは、この業界では本当に珍しくてありがたい」と先輩も話していました。子育てや介護などとも両立しながら、映画プロデューサーとして第一線に立ち続けられるのはKADOKAWAならではかもしれません。

エンタメ総合企業だから、
常識に縛られない企画も実現できる。

企画立案・原作選びに始まり、スタッフィング、キャスティング、撮影・編集現場にも伴走し、作品完成後は宣伝プロモーション、公開後にもライツ展開など、プロデューサーは多岐に渡る業務を通じて映画の最初から最後まですべての責任を負います。確かに大変。でも言い換えれば、誰より長い時間、作品に愛情を注ぎ続けていけるということであるし、それこそプロデューサーの特権だと私は思っています。押しつぶされるようなプレッシャーが襲いかかってくることも、想定外のトラブルに翻弄されることもあります。でも、作品が完成した後の「面白かったよ」のたった一言ですべてが報われる。しんどかったこともキツかったことも、一瞬で大きな喜びに変わる。映画には、そんな不思議な魅力もありますね。
KADOKAWAは出版社でもあり、映画会社でもあるエンタメの総合企業。“小説や漫画原作を映像化する”という従来のメディアミックス手法だけではなく、映画『マッチング』のように、オリジナル映画作品を起点にして自社でノベライズ展開することもできる。多様な企画の立て方ができる会社です。常識に縛られず、どこまでも自由に。革新的な企画、先進的な企画にもスピード感を持って挑んでいける。これこそ、KADOKAWAで映画プロデューサーをやる最大の醍醐味であると感じます。この場所で私は、映画だからこその面白さを探究し、「やっぱり映画は素晴らしい!」と日本中、世界中の人たちに言ってもらえるような作品をつくっていきたいと思っています。

※記事内容は、取材当時(2025年11月)のものです。

WORKS 担当制作物

  • 『山田くんとLv999の恋をする』

    作間龍斗×山下美月のダブル主演! 累計650万部突破のメガヒット漫画の実写化作品。キュンキュン度Lv999のラブコメエンタテインメント。監督は、ラブコメジャンル初挑戦となる安川有果。2025年3月公開。