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『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』古川英治 著、第55回「大宅壮一ノンフィクション賞」ノミネート!

2024年4月19日(金)、第55回「大宅壮一ノンフィクション賞」(主催:公益財団法人日本文学振興会)の候補作が発表され、株式会社KADOKAWAより2023年8月に刊行しました古川英治著『ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録』がノミネートされました。

新聞社を退社し、ウクライナ人の妻と共にキーウに移り住んだ著者は、ほどなくしてロシアの侵攻に直面。戦時下で暮らすことになったジャーナリストによるルポタージュです。巨大な敵に立ち向かうウクライナの人々のたくましさ、攻撃の理不尽さ、記者としての葛藤など、現地にいるからこそ、新聞社時代からヨーロッパを見続けてきた著者だからこその風景が描写されています。発売直後から話題を集め、版を重ねています。

 <大宅壮一ノンフィクション賞とは>
 ジャーナリスト・大宅壮一氏(明治33年~昭和45年)の活動を記念し、昭和45年に制定されました。ノンフィクション分野における芥川賞・直木賞を目指すもので、すぐれた作品を広く世に紹介することを目的としています。個人の筆者(共著を含む)によるルポルタージュ・内幕もの・旅行記・伝記・戦記・ドキュメンタリー等のノンフィクション作品全般を対象としています。
 選考会は5月中旬に行われる予定です。

 ※情報は公益財団法人 日本文学振興会のWEBサイトより引用

( http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/ )

「あなたムカつくのよ。ウクライナ人をまったく信じてないでしょう。はなから私たちが負けると決めつけている」

新聞社を退社し、ウクライナ人の妻とキーウに移り住んだ著者は、ほどなくロシアによる侵攻に直面する。短期間で征服されてしまうことを恐れていたが、ウクライナの人々は巨大な敵に今も立ち向かい続けている。

志願兵となった新郎新婦、占領下で拷問された女性、コメディアン、閣僚、パンを販売し続けるおばちゃん――今なお、現地で暮らし、生活を続ける一人一人の声には不思議と明るさが宿っている。彼らの言葉が私たちに問いかける。自由とは、民主主義とは? 

戦禍に暮らし、記者として、当事者として見た、自由のために戦う民の記録。

【著者プロフィール】

古川英治(ふるかわ・えいじ)

ジャーナリスト。1993年、日経新聞入社。モスクワ特派員(2004~09年、15~19年)、国際部編集委員などを歴任。その間、オックスフォード大学大学院ロシア・東欧研究科修了。2021年に退社し、現在はキーウ在住。著書に『破壊戦』(角川新書)。

【書誌情報】

書名:ウクライナ・ダイアリー 不屈の民の記録

著者名:古川英治

発売:2023年8月17日 電子書籍も配信中

定価:1,760円(本体1,600円+税)

体裁:四六判/並製

頁数:304頁

発行:株式会社KADOKAWA

https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000644/

★「お世辞抜きにロシア侵攻後に刊行されたウクライナ本の中で出色の出来」とオビの推薦文をくださった小泉悠さん。小泉さんの書評が、文芸サイト「カドブン」に掲載されています。

https://kadobun.jp/reviews/review/entry-79393.html

★刊行前、侵攻直後の様子をインタビューしました。

https://kadobun.jp/feature/interview/cveh79vcinwc.html

https://kadobun.jp/feature/interview/entry-45588.html

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