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感動という言葉では足りない!直木賞作家・木内昇が描く笑いと涙の家族小説『かたばみ』8月4日発売

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、木内昇氏の最新小説『かたばみ』を2023年8月4日(金)に発売しました。

「面白い小説が読みたい」「読み終わったあと、余韻が残る物語に触れたい」「笑って泣ける本に出会いたい」そんな思いを抱いたことはありませんか? それらの思いに、全力でこたえる小説が本書『かたばみ』です。
物語は、まだ女性の生き方がままならない戦中から始まります。その後、よんどころない事情で家族となった、血の繋がらない親子が向き合い、お互いを信頼し、戦後の混乱の中を生きていきます。
女性の生き方、家族のあり方、人間関係の尊さ、すべてを考えさせられる本書には、新聞連載時から大きな反響を呼び、数多くの感想が寄せられました。
一気読みしたあと、深い余韻が残る、今年を代表する一作にぜひご注目ください!
 
  • はやくも大反響!激賞の声続々
気がつくと頭の中で物語が映像化されている。登場人物たちと共に生活を営んでいるように思えてくる。見事な描写力である。「血縁が家族を作るのではない。人間は善なのだ」……作者のそんなつぶやきが聞こえてきそうな、心温まる傑作
――小池真理子氏(作家)

※書店店頭用POP画像

 
  • 最新作『かたばみ』について
「家族に挫折したら、どうすればいいんですか?」
血の繫がらない親子を描く、笑いと涙のホームドラマ


◆あらすじ
太平洋戦争の最中、故郷の岐阜から上京し、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子(やまおか・ていこ)は、肩を壊したのをきっかけに引退し、国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一(じんだい・せいいち)と結婚するつもりでいたが、恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、よんどころない事情で家族を持った悌子の行く末は……。

※「かたばみ」 カタバミ科の多年草。クローバーのような葉を持ち、非常に繁殖力が強く、「家が絶えない」に通じることから、江戸時代にはよく家紋にも用いられた。花言葉は「母の優しさ」「輝く心」など。

◆書誌情報
作品名:かたばみ
著者名:木内昇
発売日:2023年8月4日(金)★電子書籍同日配信
定価:2,585円(本体2,350円+税)
頁数:560頁
装丁:鈴木成一デザイン室
装画:伊波二郎
体裁:四六判並製 単行本
ISBN:9784041122532
発行:株式会社KADOKAWA
初出:北海道新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞、神戸新聞の各紙に2021年8月から2023年2月まで順次掲載
★作品情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322110000639/
 
  • 著者プロフィール
木内  昇 (きうち のぼり)
1967年、東京生まれ。出版社勤務を経て、2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。2008年に刊行した『茗荷谷の猫』で話題となり、翌年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。11年に『漂砂のうたう』で直木賞を、14年に『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞の3つの賞を受賞した。本書は、新聞連載時から話題沸騰となった家族小説である。他の作品に『笑い三年、泣き三月。』『ある男』『よこまち余話』『光炎の人』『球道恋々』『火影に咲く』『化物蝋燭』『万波を翔る』『占(うら)』『剛心』など。
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