株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野 剛)は、“雑誌「コンプティーク」を創刊し、メディアワークス社を立ち上げ、電撃レーベル(電撃文庫など)を世に知らしめた編集者にして、KADOKAWA等の社長を歴任した経営者”でもある佐藤辰男氏が執筆したエンターテインメント小説である単行本『怠惰な俺が謎のJCと出会って副業を株式上場させちゃった話』(略称『謎のJC』)を、2022年12月21日に発売しました。
同書は、「うだつの上がらない主人公達が、謎のJC(女子中学生)との出会いを契機に、出版社を起業し、上場までたどりつく」完全フィクションの作品で、佐藤辰男氏が初めて書き下ろした、投稿サイト起業から出版社上場までのハウトゥを開示した、感動的で、読者の予想を裏切る痛快・青春ストーリーとなっています。
- 『怠惰な俺が謎のJCと出会って副業を株式上場させちゃった話』
著:佐藤辰男
イラスト:いとうのいぢ
編集:三木一馬(ストレートエッジ代表)他
定価:1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2022年12月21日
判型:四六判
ページ数:256
ISBN:9784041129722
詳細ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322205000690/
IT会社に就職して1年が経つ青山隆文(23歳)は、学生時代に所属したSF研の部室の一部を借り、副業として小説の投稿・閲覧サイトのノベルビレッジを雑に運営している。
大学2年のときに大学の仲間と半ば趣味で始めた零細サイトだったが、人気作家は他社に奪われ、投稿作品には盗作が発覚、さらに人気1位の『オーガスト戦記』の投稿が止まってしまって嫌気がさし、そろそろ店じまいを考えていたところに――ある日、赤い髪を振り乱した見知らぬ女子中学生が乗り込んでくる。
「あなたたち、想像通りのダメ人間ね」
「やめたら承知しないわよ」
とにらみつける、その少女「五虎退(ごこたい)」ちゃんとの出会いをきっかけに、おれたちの運命が動き出した……
【襟川恵子氏(コーエーテクモホールディングス会長)・陽一氏(同社長)】
創業する際、それは人を幸せにする仕事か、心底楽しい仕事か、新しい分野の仕事か、この3つがOKならレッツゴー、てのは分かり易いですね。41年前に初めて歴史シミュレーションゲーム「川中島の合戦」を作った時も、確かにこんな感じでした。きっとこの小説は新しい人生を切り開くチャレンジャーたちへの指針となるでしょう。それにしても、ごこたいちゃん、素晴らしい根性です。かわいいです。けなげです。立派です。その深謀遠慮に諸葛孔明もビックリでしょう!
【鳥嶋和彦氏(元 白泉社顧問・元 集英社専務)】
やられた。本を読んで一番嬉しいのは、期待を越えて面白かった時だ。あれれ、これは。え、なんだ……。うわー、そうくるか。えー、もう終わり。あっという間の読了。近くにこんな作家が眠っていたとは。ボツを胸に読んでいたら、驚きの返り討ちに遭いました。
【宮崎英高氏(フロム・ソフトウェア社長)】
若き日、コンプティークの愛読者だった私にとって、佐藤辰男さんは伝説の編集者でした。この小説は、そんな佐藤さんによる『本格エンタメ』であると同時に、(あくまでも私の勝手な解釈によれば)出版激動の時代の記録であり、彼自身の戦記でもある筈です。そんな、人と組織の成長と、思いと、継承の物語。楽しませて頂きました。
【佐藤辰男(さとう たつお)】
1952年、静岡県生まれ。ゲーム雑誌『コンプティーク』を創刊するなど多くの雑誌の編集者・編集長を務め、角川メディア・オフィス取締役に就任。以後、メディアワークス社長・会長、角川グループホールディングス社長、メディアリーヴス社長・会長、KADOKAWA・DWANGO(現KADOKAWA)初代社長・2代目会長、角川ドワンゴ学園初代理事長他を歴任。現在はコーエーテクモホールディングス社外取締役。