タイトル:「シンママのはじめて育児は自閉症の子でした」
定価:1320円(本体1200円+税)
発売日/配信日:2022年11月30日(水)
発行:株式会社KADOKAWA
【紙書誌版】
https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001029/
【電子版】
https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001038/
- 子育ての悩みや喜びはもちろん、発達障がいの当事者に役立つ情報も
幼い息子が発達障がい!?初めての育児なのに、これからどうすれば…。ウォーカープラスで連載され人気を博した漫画「自閉症育児奮闘記」が、タイトルを「シンママのはじめて育児は自閉症の子でした」と変えて書籍化。11月30日に発売されました。
著者であるフリーデザイナーの“まる”さんは、本業に加えパートでも奮闘するシングルマザー。そんなある日、幼い息子・リュウくんが発達障がいである可能性が指摘されます。ただでさえ大変な初めての育児。息子の成長への不安や戸惑い、悩みがあふれ出します。だが、そんな親の苦しみをよそに、ゆっくりと確かに成長していく息子の姿。もう、発達障がいは単なる「性格の違い」とさえ思えるように…。
エピソードは数ページの1話完結スタイル。発語の遅れを気にしたり、リュウくんの落ち着きがないため3歳児健診で疲れ果ててしまったりと、発達障がい育児ならではの悩みが描かれます。一方で、大好きな電車をきっかけに言葉を覚えたり、保育園行事に徐々になじんでいく様子など、リュウくんの少しずつ確実に成長していく姿が微笑ましく、共感の声が集まっています。療育通いや療育手帳の取得など、当事者の参考になるようなエピソードも多いのが特徴です。
- 著者メッセージ「悩みも多いけれど、読者の方たちの“共感”に救われた」
著者より、漫画の見どころについては「ひとり親、育児、子供の発達、いろいろな面で大変なことも多いですが、私は漫画を見てくれている方々の“共感”に日々救われていました。発達障がいのお子さんを育てている方には『わかるわかる』『こういうことあるよね』『こういう悩みあるよね』などと共感して読んでいただき、少しでも気持ちが軽くなればいいなと思っています。発達障がいがよくわからないという方も、軽い気持ちで読んでもらって、障がいを知るきっかけになればと思います」。
書籍では、連載からエピソードを大幅に加筆。「息子の話はどんどん新しいストーリーが湧き出てくるので、何を(加筆エピソードとして)入れようかなと悩みました。OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)の訓練に通い出した話なども載せているので、これから受診を検討している方や、どんなことをするのかなど参考にしていただければと思います。あとは現在進行中の話など最新のテーマも描いていますので、ぜひ書籍を手に取って読んでみてほしいです!」
なお、書籍では「発達障害のある子と家族によりそう 安心サポートBOOK」(ナツメ社)などの著書がある、児童精神科医の岡田俊先生によるコラム「発達障がいのある子を育てるには」も追加され、より役に立つ1冊となっています。
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