本作は、世界中で愛されるエリザベス女王を探偵役としたイギリス発の王室ミステリです。
英国で10万部突破し、また18ヵ国で翻訳され、本作は今、世界中でベストセラーとなっています。
クリスティの「ミス・マープル」シリーズや、『木曜殺人クラブ』、ドラマ『ザ・クラウン』や『ダウントン・アビー』のファンにオススメします。
日本でも人気の高い「フロスト警部」シリーズの訳者・芹澤恵が翻訳を担当します。また、書評家の大矢博子による解説も掲載されています。
この夏、女王陛下といっしょに、あなたも殺人事件を解明してみませんか?
英国ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する! 英国で10万部突破、18カ国で翻訳! 解説・大矢博子
- 『エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人』について
【書誌情報】
『エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人』(角川文庫)
著:S・J・ベネット
訳:芹澤 恵
発売:2022年7月21日(木)
定価: 1,430円(本体1,300円+税)
ISBN:9784041110195
発行:株式会社KADOKAWA
詳細ページ:kadokawa.co.jp/product/322009000547/
【著者プロフィール】S・J・ベネット
英国ヨークシャー出身。軍人の娘に生まれ、幼いころから世界各地を転々とする。ロビイスト、戦略コンサルタント、ベンチャー企業のプロジェクトマネージャーなどさまざまな職を経て、YA小説を書くようになり、いくつかの文学賞を受賞する。本シリーズで一般向けの推理作家に転身。ロンドン在住で、長年にわたって王室をウォッチしてきたが、「女王陛下が密かに事件を解決している、という話は寡聞にして聞いたことがない」とのこと。
芹澤 恵(せりざわ・めぐみ)
英米文学翻訳家。成蹊大学文学部卒業。「ジャック・フロスト警部」シリーズ(創元推理文庫)、『フランケンシュタイン』(新潮文庫)、『密林の夢』(早川書房)、 『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』(古典新訳文庫)、『ヒロシマ・ボーイ』(小学館文庫)、『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(集英社)、『世界を変えた100人の女の子の物語』(河出書房新社、共訳)など多彩なジャンルの翻訳を手がける。