「電撃小説大賞」とは、KADOKAWAが次代を創造するエンターテイナーの発掘・育成を目的に主催する「電撃大賞」の小説部門のことで、第27回は4,355作品もの応募が寄せられました。これまでの電撃小説大賞受賞作には、大ヒット作『君は月夜に光り輝く』、『ちょっと今から仕事やめてくる』(ともにメディアワークス文庫刊)があります。
本作は、喧嘩別れをしたまま死んでしまった親友・恭介に対して後悔を抱える智成とその妹・優子が恭介の残した36時間もの壮大な合奏曲を演奏するため、それぞれの思いを胸に前へ進もうとする。
「さよなら」ができない、すべての人に届けたい感動の青春小説です。
発売を記念して、ナレーションを斉藤壮馬さんにご担当いただいたスペシャルPVを公開中です。
斉藤壮馬が熱演!『君と、眠らないまま夢をみる』(メディアワークス文庫)PV:
https://youtu.be/0HpxkbuHpI4
死者との合奏が失われたものを癒していく––––
主人公たちの幸福を願わずにはいられない、愛おしい物語でした。
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三上 延(作家/電撃大賞最終選考委員)
一つの奇想を巡って京都で繰り広げられる喪失と再生の青春譚。
これは小説でしか表現出来ない音楽だ、と思いました。
最後の別れはとても眩しくて、キラキラと輝いていました。
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佐野徹夜(作家)
『君と、眠らないまま夢をみる』
【著者】遠野海人
【イラスト】あんよ
【発売⽇】2021年4⽉24⽇
【定価】693円(本体630円+税)
【あらすじ】高校生になった智成の日常は少し変わっている。死者が見えるのだ。吹奏楽をやめ、早朝バイトをする智成は、夜明けには消えてしまう彼らとの、この静かな時間が好きだった。
だが、親友の妹・優子との突然の再会がすべてを変える。
「文化祭で兄の遺作を演奏する手伝いをしてくれませんか」手渡されたそれは、36時間もある壮大な合奏曲で––––。
兄を失った優子。家族と別れられない死者。後悔を抱える智成。凍り付いていたそれぞれの時間が、一つの演奏に向かって、今動きはじめる。
■第27回電撃⼩説⼤賞 受賞作特設サイト:
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■『君と、眠らないまま夢をみる』特設ページ:
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