- バチカンに眠る日本の記憶―文化と交流の450年・教皇の知り得た日本―
バチカン図書館やバチカン文書館には、潜伏キリシタン時代の日本に関する報告史料や、20世紀前半のローマ教皇庁と日本政府の外交関係史料など、さまざまな史料が存在すると言われてきましたが、多くは未解明のままです。
元文化庁長官で多摩美術大学理事長の青柳正規氏を代表とする、総勢10名を超える研究チームには、バチカン・教皇庁文化評議会(Pontificium Consilium de Cultura)の後援のもと、これまで日本の研究者には許可されていなかった資料が特別に開示され、新たな発見に結実しはじめています。研究分野は多岐にわたります。日本には記録が残っていない、歴史的な資料の発見や、昭和天皇とバチカン政府との関係を示す文書の発掘など、大きな成果が期待できます。その研究成果を発表する場として、公開シンポジウム長崎会場にて開催します。
日時:2022年4月10日(日) 10:00 ~18:00(終了予定) 【9:30開場】
会場:長崎ブリックホール 長崎県長崎市茂里町2-38http://www.brickhall.jp/入場料:3,000円(税込) 定員:先着300名様
(座席は自由席となります。感染対策として、お帰りの際にご連絡先のご提出をお願いしております)
※後日オンライン配信もいたします。
お申し込み:下記サイトよりお申込みください。https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=37795
お申し込み締め切り 4月9日(土)24:00
サイトでのお申込みが出来ない方は下記事務局までご連絡ください。
現金書留にて対応いたします。
電話番号 03-5565-3565(平日10時~17時/土日祝除く)
●シンポジウムによせて ビデオレター
ローマ市民権とド・ロ神父
・・・青柳正規(多摩美術大学理事長、橿原考古学研究所長、東京藝術大学特任教授、東京大学名誉教授、日本学士院会員)
バチカンと日本の歩み
・・・デ・メンドンサ枢機卿 (Card. José Tolentino de Mendonça)
●基調講演
ローマ教皇と日本人信徒の往還――奉答書をめぐる日本・バチカン交流の記憶
・・・川村信三(上智大学教授)
●プログラム 第1部 いま甦るバチカンの記憶
1.バチカン資料の概説――バチカン図書館・文書館の歴史とその特徴
・・・原田亜希子(帝京大学講師)
2.平戸地方キリシタンの信仰様相――かくれキリシタン信仰から分かること
・・・中園成生(平戸市生月町博物館・島の館学芸員)
●プログラム 第2部 新地平への窓1 近世
1. 世界へ飛躍した長崎の人々――長崎二十六聖人列福裁判資料の証言から
・・・小俣ラポー日登美(京都大学 人文科学研究所 白眉特定准教授)
2. 日欧を結ぶ音信と旅路――鎖されゆく「扉」と2人のポルトガル人イエズス会士
(共同発表)
・・・(阿久根晋(日本学術振興会特別研究員PD、京都府立大学非常勤講師)
・・・木﨑孝嘉(東京大学・慶應義塾大学ほか非常勤講師)
3. バチカン文書館所蔵のシドッチ関係史料をめぐって
・・・浅見雅一(慶應義塾大学教授)
4. マレガ資料群をめぐる交流とキリシタン研究の可能性
・・・大友一雄(国文学研究資料館名誉教授)
2 近現代
1. 長崎・五島・天草地方をはじめとするキリスト教建築の諸相
・・・山田由香里(長崎総合科学大学教授)
2. バチカン文書が物語る日本との外交関係――日本宣教に生涯を捧げたT.A.フォルカード (1816-1885)
・・・大瀬高司(跣足カルメル修道会日本総長代理)
3. バチカン布教民族博物館蔵のジャパニーズコレクションの諸相――寛保~延宝期の十三尊仏画を例として(1661-1681)
・・・ミシェル・ゴーヴァン(Michel Gauvain)(バチカン布教民族博物館非常勤研究員)
4. バチカンと核兵器問題――唯一の被爆国日本との特別な関係
・・・松本佐保(日本大学教授)
5、バチカン使節がみる近代日本の天皇(1905-1945
・・・アレクザンドラ・フォン・トイッフェンバッハ(Alexandra von Teuffenbach)(教会史研究者)
●プログラム 第3部 ディスカッション
・・・川村信三(上智大学教授)
※タイトル、内容は変わることがあります。
詳しくはプロジェクトサイトにて https://vj100.jp/event/
- 「バチカンと日本 100年プロジェクト」関連イベント開催!
●「殉教血史 日本二十六聖人」活動弁士・楽団付 映画鑑賞会
実施概要
▶︎2022年4月02日(土) 13:30開場/14:30開演
「殉教血史 日本二十六聖人」
公開時の宣材
会場:浦上天主堂 (長崎県長崎市本尾町1−79)
定員:500人(限定)
【作品紹介】
長崎出身のカトリック信徒、平山政十が巨額の資産をもとに製作。二十六聖人の殉教を映画化した大作で、 国内をはじめローマでも撮影が行われた。
1931年/日活太秦撮影所/96分/白黒/無声映画
原作:エメ・ヴィリオン ヘルマン・ホイヴェルス
監督:池田富保
出演:山本嘉一 片岡千恵蔵 山田五十鈴 浦辺粂子 ほか
活動弁士:澤登 翠
楽団:カラード・モノトーン・デュオ 湯浅ジョウイチ(ギター) 鈴木真紀子(フルート)
国立映画アーカイブ所蔵
国立映画アーカイブ所蔵
➤鑑賞希望の方は、開場時間に合わせ、直接上映会場にお越しください。
➤定員を超えた場合、入場をお断りする場合がございます。あらかじめ、ご了承ください。
➤会場入口で任意によるご寄附をお願い致します。
➤ご来場者の駐車場はありませんのでご了承ください。
◼新型コロナ感染予防対策にご協力をお願い致します。
✔会場入口での検温と手指の消毒 ✔会場内でのマスク着用 ✔発熱、体調不良の方はご来場をお控えください。
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主催:角川文化振興財団 共催:朝日新聞社
協賛:NTTデータ 凸版印刷 みずほ銀行 KADOKAWA
後援:駐日ローマ教皇庁大使館 イタリア大使館 イタリア文化会館 イタリア東方学研究所
カトリック中央協議会 長崎県 長崎市 大村市 五島市 上智大学 バチカン教皇庁文化評議会
協力:国立映画アーカイブ 浦上天主堂 マツダ映画社
詳しくはプロジェクトサイトにて https://vj100.jp/event/