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『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』春名幹男 著、第21回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」大賞受賞!

2021年11月16日(火)、第21回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」(主催:早稲田大学「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」事務局)の受賞作が発表され、株式会社KADOKAWAより2020年10月に発売しました春名幹男著『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』が文化貢献部門で大賞を受賞しました!

【受賞コメント】
田中角栄元首相が「巨悪」とされたロッキード事件。しかし、真の巨悪の正体は、その後発覚した「ダグラス・グラマン事件」でも浮かび上がりました。彼らは日米安保体制の根幹に絡む利権に群がっていました。今もその構造は続いています。角栄逮捕によって国民の不満はガス抜きされていました。取材協力者、選考委員の皆さんに深く感謝します。――春名幹男

本書は国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材によって、戦後最大の疑獄・ロッキード事件の真相をついに解明した作品で、600頁、2400円(税抜)の大著ながら昨年の発売直後から話題を集め、版を重ねてきたものです。

★作品情報ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/321611000867/
★文芸情報サイト「カドブン」にて【発売直後の反響をレポート】
https://kadobun.jp/news/press-release/3xn1tx8wx0cg.html
 
  • 石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞とは
ジャーナリスト、エコノミスト、政治家、早稲田大学出身の初の首相として活躍した石橋湛山の名を冠した賞で、2000年に創設されました。広く社会文化と公共の利益に貢献したジャーナリスト個人の活動を発掘し、顕彰することにより、社会的使命・責任を自覚した言論人の育成と、自由かつ開かれた言論環境の形成への寄与を目的としています。新聞、放送、雑誌などのメディアを通じて公表されたものを対象としており、書籍、写真、映画、ラジオ、ウェブサイト、メールマガジン、ブログなども対象です。第21回には、2021年4月20日から6月1日までの募集期間中に164作品の推薦・応募がありました。

<選考委員>(五十音順、敬称略)
瀬川至朗:早稲田大学政治経済学術院教授(ジャーナリズム研究)
外岡秀俊:元朝日新聞東京編集局長、北海道大学公共政策学研究センター上席研究員
高橋恭子:早稲田大学政治経済学術院教授(映像ジャーナリズム論)
武田徹:ジャーナリスト、専修大学文学部教授
土屋礼子:早稲田大学政治経済学術院教授(メディア史、歴史社会学)
中谷礼仁:早稲田大学理工学術院教授(建築史、歴史工学研究)
中林美恵子:早稲田大学社会科学総合学術院教授(政治学、国際公共政策)
アンドリュー・ホルバート:城西国際大学招聘教授、元日本外国特派員協会会長
山根基世:アナウンサー
吉岡忍:作家、日本ペンクラブ前会長

※上記情報は早稲田大学「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」のWEBサイトより引用
https://www.waseda.jp/top/news/76635
 
  • 受賞作『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』について
「われわれがそれ(角栄潰し)をやった」
自主外交で角栄はアメリカに潰された! K長官が漏らした真意とは? 決定的事実発覚。
田中角栄はなぜ逮捕されたのか?
その理由は「角栄の外交」に隠されていた。アメリカは「日中国交正常化」などの「角栄の外交」をひどく嫌っていたのだ。その後発覚した、戦後最悪の国際的疑獄となったロッキード事件。そこでアメリカ政府高官は、密かに角栄の訴追を可能にする「ある細工」をした。外交の対立も、角栄訴追に関わる秘密も、米機密文書には記されていたが、日米の根幹に絡む『巨悪』の深い闇は文書が公開されず、解明されなかった。
米国立公文書館、ニクソン・フォード両大統領図書館、CIA、日本側資料、日米関係者らを取材・調査。「誤配説」、「ニクソンの陰謀」、「三木の陰謀」、「資源外交説」、「Kの陰謀」。「陰謀説」の真偽を徹底検証し、初めて証拠を挙げて解明。15年に及ぶ取材から、初めて真の「巨悪」の正体を描き、巨悪の訴追が阻まれた理由に迫る!!
 
  • 著者プロフィール
春名幹男(はるな・みきお)
国際ジャーナリスト。1946年、京都市生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)卒業。共同通信社入社。ニューヨーク特派員、ワシントン特派員と支局長、特別編集委員などを歴任。在米報道12年。1994年度ボーン・上田記念国際記者賞、2004年度日本記者クラブ賞受賞。07~12年名古屋大学大学院教授・特任教授、10~17年早稲田大学大学院客員教授。外務省「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会」委員を務めた。専門は日米関係、インテリジェンス、核問題。著書に、『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル CIAの対日工作』上下(共同通信社)、『米中冷戦と日本』(PHP研究所)、『仮面の日米同盟』(文春新書)など多数。
 
  •  書誌情報
書名:ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス
著者名:春名幹男
発売:2020年10月30日(金) 電子書籍も配信中
定価:本体2,400円+税
体裁:四六判/上製
頁数:600頁
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321611000867/
 
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