商品・サービストピックス

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京極夏彦 最新作発売! 絵本で読む超名作『遠野物語』

KADOKAWAグル―プの児童書出版社㈱汐文社では
柳田国男原作 京極夏彦文の絵本シリーズ『えほん遠野物語』の刊行を開始しました。
シリーズ『えほん遠野物語』(柳田国男:原作 京極夏彦:文)の第一弾を4月28日に発売しました!

『やまびと』(絵:中川学)A4変型判上製32頁 本体1500円

えほん遠野物語 やまびとえほん遠野物語 やまびと




『まよいが』(絵:近藤薫美子)A4変型判上製32頁 本体1500円

えほん遠野物語 まよいがえほん遠野物語 まよいが



柳田国男の代表作で、遠野に伝わる怪異譚・民話・神話・を集成した『遠野物語』(1910年)が
京極夏彦さんの新たな語りで、美しい絵本として現代によみがえります。

〇『やまびと』
遠野物語の冒頭近くの「山男」「山女」のストーリーをまとめたもの。
美麗な絵で山の怖さをストレートに感じさせる絵本になっています。

イラストレーターは中川学さん。ウルグアイのムヒカ前大統領を描きベストセラーとなっている
『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』の作画もご担当。京都在住の僧侶でもあります。

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ 中川学絵世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ 中川学絵

中川さんは作画のために遠野に取材旅行へ行かれました。取材中、山中で1メートル先が見えない霧に遭遇したとき、霧のむこうから「やまびと来るかも」と感じ霧の雰囲気を全体に出そうと意識されたとのこと。
京極さんと遠野物語を愛する中川さんにとって「いちばんやりたかった仕事」という今作。
コンピュータを使い微細に描き込まれた美麗の極致に注目です!
 

奥深い山の中で漁師が出会った不思議な女とは…奥深い山の中で漁師が出会った不思議な女とは…


〇『まよいが』
代表的なストーリーのひとつ、森の中の不思議な家「迷い家」にまつわる不思議な話を取り上げています。
そこかしこにひそむお化けを探すのも楽しい、何度も楽しめる絵本です。

作画は実力派絵本作家、近藤薫美子さん。この本は自らの新境地だとか。
近藤さんは本来、自然を舞台に虫や動物を描くのが得意で、
人物はほとんど描きません。
そんな近藤さんが遠野物語を描くに当たり採った方法とは…
 

なにかに誘われるように山の奥へ入っていく女房が出会うものとは…なにかに誘われるように山の奥へ入っていく女房が出会うものとは…

近藤さんも昨年夏に遠野取材に。前半の舞台となる白望山(しろみやま)を観るべくあちこちで場所を確認するも
中々これだ!という山に辿り着けない。
「行けども行けども行き着くことができない」という白望山のふしぎを実体験されたとのこと。


『えほん遠野物語』は6月に『かっぱ』(北原明日香:絵)を
本年冬に『ざしきわらし』(町田尚子:絵)の刊行を予定しています。
ぜひ、摩訶不思議な遠野物語の世界を、子どもさんといっしょに体験してください!
汐文社 編集担当 北浦学

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-13-3

電話 03-6862-5200 kitaura@choubunsha.com
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