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第54回野間児童文芸賞受賞作家・柏葉幸子の一般向け小説に初挑戦!どんでん返し×異世界エンタテイメント『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』発売!

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:夏野剛)は、 2021年7月14日(水)に、どんでん返し×異世界エンタテイメント小説『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』(柏葉幸子/装画:わみず)を発売いたします。

本作は、『岬のマヨイガ』(8月27日より映画公開)で第54回野間児童文芸賞を受賞した児童作家・柏葉幸子が初めて一般向け小説に挑戦した意欲作です。内容は、どんでん返し×異世界エンタテイメント。もとは日本農業新聞(2020年1月~11月)で連載され(旧題:亜ノ国へ 水と龍の娘たち)、人気を博した長編小説です。装画を担当するのは、新聞連載時に挿絵も担当した、わみず。JR西日本のキャンペーンCMのイラストも執筆した人気イラストレーターです。

<本作のポイント> 
メインテーマは「母になる」
本作のテーマは「母になる」こと。子どもを産めない女性が母になる、母に捨てられた女性が母になる、一度は子を捨てた女性がもう一度母になる。そして、そうやって育てられた娘たちが母になる物語です。

不妊や離婚、不倫、内縁、母との確執――多くの現代女性たちの悩みとリンクした物語が、朴木(ほうのき)塔子という現代の日本人女性の視点から描かれます。舞台は異世界「亜ノ国」。前半では塔子と亜ノ国の少女ムリュの冒険が、後半では塔子のルーツである朴木家と亜ノ国の関わりが描かれます。ラストには、あっと驚くどんでん返しがあり、最後まで読めばきっと涙するでしょう。自分が産まれてきたことの意味について考えさせられる、異世界エンタテイメントです。野間児童文芸賞作家・柏葉幸子、渾身の感動作です。

<あらすじ> 
異世界で母になる。不妊治療の末、離婚した「私」が見知らぬ少女の母になる――亜ノ国で。
不妊治療の末、夫が浮気相手と子どもを作り、離婚した塔子。帰った北東北の故郷で見つけた亡き祖父のトランクは、異世界への扉だった。魔力が支配する過酷な世界「亜ノ国」に飛ばされ、塔子は村の娘ムリュの世話係を任される。一目会ったときから、なぜかムリュに夢中になる塔子。六十年に一度城で行われる「六祝の儀」にムリュも参加するというが、それは少女たちが競い合う、命がけの儀式だった。塔子はムリュを守り、生き残れるのか。すべての母と娘に贈る感動の物語。

◆書誌情報
『亜ノ国へ 水と竜の娘たち』
著者:柏葉幸子
装画:わみず 
発売:2021年7月14日(水)
定価:本体1700円+税
ISBN:978-4-04-109555-3
発行:株式会社KADOKAWA
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000888/


・著者プロフィール  
柏葉幸子(かしわば・さちこ)
1953年6月9日生まれ。岩手県盛岡市在住。『霧のむこうのふしぎな町(原題:気ちがい通りのリナ)』で第15回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『ミラクル・ファミリー』で第45回産経児童出版文化賞受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』で第54回産経児童出版文化賞大賞受賞。『つづきの図書館』で第59回小学館児童出版文化賞受賞。『岬のマヨイガ』で第54回野間児童文芸賞受賞。著作多数。

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