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《コロナ時代のアマビエ》プロジェクト!角川武蔵野ミュージアムの外壁に、鴻池朋子作品 『武蔵野皮トンビ』 現る!!

 公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:東京都千代田区、理事長:角川歴彦、以下 角川文化振興財団)は、「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」にて、《コロナ時代のアマビエ》プロジェクトの第二弾として、2021年1月8日より、現代美術家・鴻池朋子の作品「武蔵野皮トンビ」をご披露いたします。 

《武蔵野皮トンビ》 鴻池朋子 2021 © 2021 Tomoko Konoike Courtesy of  Kadokawa Culture Museum《武蔵野皮トンビ》 鴻池朋子 2021 © 2021 Tomoko Konoike Courtesy of Kadokawa Culture Museum

 2021年という新しい年を迎えましたが、終息しないコロナ禍の状況に不安を感じる日々かと思います。
 角川武蔵野ミュージアムでは、《コロナ時代のアマビエ》プロジェクトの第二弾として、現代美術家・鴻池朋子の作品「武蔵野皮トンビ」をご披露いたします。
 今回、鴻池朋子はミュージアムの外壁に作品を設置しました。この先一年に渡り壁に棲み続けます。
 隈研吾氏による堅牢な岩の建築と、人間同様の脆さと有限性のある皮革を支持体とする鴻池作品の対照性がこれから何を見せてくれるのか?そしてトンビの身体に描かれた様々な生き物や景色、現象に、私たちは何を見るのか?コロナ禍のみならず、様々なシステムが限界を迎えつつある今、様々な問いを投げかけてくれるはずです。

《武蔵野皮トンビ》 鴻池朋子 2021 © 2021 Tomoko Konoike Courtesy of  Kadokawa Culture Museum《武蔵野皮トンビ》 鴻池朋子 2021 © 2021 Tomoko Konoike Courtesy of Kadokawa Culture Museum

  • 作家ステイトメント
 美術館の中か外かというならば、もはや私はどこであっても、その展示場所に特に違いはないような心持ちになっています。けれどもひとつ思う事は、美術館の中はとても安全で守られている、それが一番の弱点と感じるようになってきました。理不尽に聞こえますが、その“妙な感触”は、遡れば東北の震災を経たあたりからより自覚的になってきたように思います。感覚は言語に先行して情報を捉えます。人間にとって利点であるはずの、「守られている」ということを、なぜ直観力は弱点とするのか探ってみたいと思います。作品は牛革を縫い合わせ水性塗料を塗っただけの素朴な製法で、いわゆる「絵画」を屋外に晒しているような状態です。「動物の皮」は天候とやりとりしながら、約1年間、人間の皮膚のように経年変化しタフに歳とっていくことでしょう。                                               鴻池朋子



1960年生まれ。様々な地上の物質、地形や天候、さらには観客の身体をもメディアとして取り込み、これまでの芸術を学際的に検証し、その根源的な問い直しを試みている。近年の個展2016年「根源的暴力」群馬県立近代美術館(芸術選奨文部科学大臣賞)、2018年「ハンターギャザラー」秋田県立近代美術館、「Fur Story」 Leeds Arts University、2020年「ちゅうがえり」アーティゾン美術館他。
  • 《コロナ時代のアマビエ》プロジェクトとは
 多くの人命を奪い、苦しめている新型コロナウイルス。当分の間わたしたちは共に生きていかなければなりません。これまでもこうした流行り病(疫病)に人間は苦しめられ、その中で、自分を、家族を、共同体を守るため、希望のイメージを生み出してきました。魔除けは迷信に過ぎないかもしれませんが、気持ちに変化を与えることはできます。幕末に登場したとされる奇妙な姿をしたアマビエが、現代においても多くの人を惹きつけ、様々な人が表現していることからも、イメージ(図像)には人を動かす力がやはりあるのだと思います。
2020年11月から始まった《コロナ時代のアマビエ》は、コロナ禍の中で人々に求められるイメージを、6人のアーティストが順番にそれぞれの解釈で制作していくものです。この一年でどんな変化があるでしょう。変わるのはウイルスなのか?社会なのか?私たちなのか?わたしたちと一緒に見届けていただけたらと思います。
  • 出品作家・スケジュール
■アマビエプロジェクト 全期間:2020年11月〜2021年11月
場所:角川武蔵野ミュージアム内・外

■展示作家作品スケジュール(予定)
2020年11月〜3月 会田誠 《疫病退散アマビヱ之図》
2021年3月末まで2Fエントランスおよび4階エディットタウン入り口にて展示。
2021年1月〜11月 鴻池朋子 《武蔵野皮トンビ》
2021年3月〜4月   川島秀明
2021年5月〜6月   大岩オスカール
2021年7月〜8月   荒神明香
2021年9月〜10月  secret!
 
  • 角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイト(https://kadcul.com/)にて!《オンラインチケットを絶賛発売中!》
●チケット発売について
角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにて、オンラインチケットを発売中です。
当日券の販売も行っておりますが、予約状況によってご希望のお時間にご案内できない可能性もございますので、公式ウェブサイトでの事前予約をお勧めしております。
なお、コロナ禍における館内入場制限や注意事項につきましては、角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにて随時掲載を行いますので、ご購入の際はご確認ください。
詳細は→ https://kadcul.com/

© 角川武蔵野ミュージアム© 角川武蔵野ミュージアム


■「角川武蔵野ミュージアム」について
美術・博物・図書をまぜまぜにする、前人未到のプロジェクト。
イマジネーションを連想させながら、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアムです。
運営の柱となるのは、館長である編集工学者の松岡正剛氏、博物学者の荒俣宏氏、芸術学・美術教育の研究者である神野真吾氏、建築家の隈研吾氏。この体制のもと、意欲的で革新的なスタッフが新しいミュージアムの創設に尽力します。

■住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
■開館時間: 日〜木曜  10:00-18:00/最終入館17:30
       金・土曜   10:00-20:00/最終入館19:30  
■休館日:第1・3・5火曜日
※祝日は該当する曜日の開館時間と同様
※休館日が祝日の場合は翌日休館
※レストランは除く
※開館日・時間は変更される場合もございます。

最新情報は公式ウェブサイト(https://kadcul.com/)をご確認ください。
・角川武蔵野ミュージアム 公式サイト:https://kadcul.com/
・公式ツイッター:https://twitter.com/kadokawa_museum
・Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum/
・Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum/
・一般お問い合わせ:0570-017-396  (受付時間:平日14:00-17:00)

■角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。

・角川文化振興財団 公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/

■「ところざわサクラタウン」について
KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設。角川武蔵野ミュージアムのほか、書籍製造・物流工場やKADOKAWAの新オフィス、イベントスペース(ジャパンパビリオン、千人テラス)、体験型ホテル(EJアニメホテル)、ショップ(ダ・ヴィンチストア)、レストラン(角川食堂)、商業施設などを建設。2020年11月6日(金)よりグランドオープン。

・ところざわサクラタウン 公式サイト:https://tokorozawa-sakuratown.jp/
・公式ツイッター:https://twitter.com/sakuratownjp/   ・Instagram:https://www.instagram.com/sakuratownjp/
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