株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、
2021年2月19日(金)に、佐藤究(さとう きわむ)氏の最新小説『テスカトリポカ』を発売いたしました。
佐藤氏は『QJKJQ』で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー後 、長編第2作目となる『 Ank: a mirroring ape 』で大藪春彦賞と吉川英治文学新人賞をW受賞 。本作は、それ以来3年半ぶりの刊行となる、長編第3作です。
デビューから続く〈鏡三部作〉の完結篇と位置付けられた本作は、究極のクライムノベル、新次元の世界文学、といいうる作品です 。
文芸WEBマガジン「カドブン」(
https://kadobun.jp/ )では、本作の多彩な魅力を、本邦屈指の読み巧者たちが多面的に語る書評プロジェクトを本日より順次公開いたします! 本日より、第1弾として、文芸ジャーナリストの内藤麻里子氏による書評を公開いたしました。小説の試し読みも公開中ですので、ぜひあわせてご覧くださいませ。
【書評】世界標準のマジックリアリズム完成――佐藤 究『テスカトリポカ』書評プロジェクト#1
(評者:文芸ジャーナリスト/内藤麻里子氏)https://kadobun.jp/reviews/4wje39br8ww0.html【試し読み】
令和によみがえる暗黒神話――。三冠作家・佐藤究が、アステカの呪いを解き放つ! 「テスカトリポカ」#1https://kadobun.jp/serialstory/Tezcatlipoca/hyz8yl84c68g.html
※来週は、柳原孝敦氏(東京大学教授 スペイン語文学、現代文芸論)、再来週は大森望氏(書評家・翻訳家)による書評も順次公開予定です。
- われらは彼の奴隷――鬼才・佐藤究最新作『テスカトリポカ』2月19日(金)発売!
心臓密売人(コラソン・トラフィカンテ)の恐怖がやってくる。
誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
【あらすじ】メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へ向かった。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年、土方コシモは、バルミロに見いだされ、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した古代アステカ王国の恐るべき神の影がちらつく。
人間は暴力から逃れられるのか。
【書誌情報】
『テスカトリポカ』
著者:佐藤 究
発売:2021年2月19日(金)※電子書籍同日配信予定
定価:2,310円(本体2,100円+税)
装丁:川名潤
頁数:560頁
体裁:四六判変形上製
発行:株式会社KADOKAWA
ISBN:978-4-04-109698‐7
詳細ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000419/
- 著者の佐藤究氏は、江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。長編第2作目で大藪春彦賞と吉川英治文学新人賞をW受賞した鬼才!
【著者紹介】佐藤 究(さとう きわむ)
1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』で第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年、『 Ank: a mirroring ape 』で第20回大藪春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞。