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株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、吉田修一著『罪名、一万年愛す』を2024年10月18日(金)に発売しました。
絶海の孤島で、事件は起きた。
ある富豪から招かれて島にやってきた私立探偵。
この一家には、誰にも言えない秘密があった――。
『愛に乱暴』『湖の女たち』、そして『国宝』(25年公開予定)と著作の映画化が続いている吉田氏。本作品は、物語の名手が初めて挑む、本格的ミステリーにして感涙の衝撃作です。
いち早くお読みいただいた全国の書店員さんから、「ミステリですが、ハンカチもご用意ください」「深く結ばれた絆が、永遠に生き続ける愛の物語」「物語の奇跡を味わえた」など熱いコメントが続々と寄せられています。この機会にぜひ読んでみてください。
▼作品情報サイト
https://note.com/kadobun_note/n/n2b6e9f2977f3
▼試し読み
刊行を記念して、冒頭から44ページまでの大ボリュームで特別公開!
https://note.com/kadobun_note/n/n4e12922172eb
▼書評 評者:瀧井朝世氏
https://note.com/kadobun_note/n/n0e9c7767bec0
著者コメント
作品情報
「殺人罪の反対の罪は、なんというんでしょうね」
ある富豪から絶海の孤島に招かれた探偵・遠刈田蘭平。
彼が目にした45年の時を経た因縁と愛とは……。
■あらすじ
横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。九州を中心にデパートで財をなした有名一族の三代目・梅田豊大が、ある宝石を探してほしいという。宝石の名は「一万年愛す」。ボナパルト王女が所有した25カラット以上のルビーで、時価35億円ともいわれる。蘭平は長崎の九十九島の一つで行われる、創業者・梅田壮吾の米寿の祝いに訪れることになった。豊大の両親などの梅田一族と、元警部の坂巻といった面々と梅田翁を祝うため、豪邸で一夜を過ごすことになった蘭平。だがその夜、梅田翁は失踪してしまう……。蘭平が目にした、45年の時を経た因縁と愛とは?
■書誌情報
発売:2024年10月18日(金)※電子書籍同時配信
定価:1,980円(本体1,800円+税)
頁数:272頁
体裁:四六判並製 単行本
装丁:國枝達也
装画:石田加奈子
発行:株式会社KADOKAWA
初出:産経新聞に2024年4月から9月まで掲載
書誌情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322402000730/
著者紹介
吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。97年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を受賞。07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と、第34回大佛次郎賞を受賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、19年『国宝』で第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞、23年『ミス・サンシャイン』で第29回島清恋愛文学賞を受賞。著書に『女たちは二度遊ぶ』『路』『怒り』『ウォーターゲーム』『湖の女たち』『永遠と横道世之介』など多数。