商品・サービストピックス
イスラム体制による、独裁的な権威主義国家として知られるイラン。しかし、その実態に関する報道は、日本では極めて少ない。
イスラム共和国支持者=敬虔なムスリムといえるのか? 棄教者は本当にいないのか? 反体制派の国家ビジョンとは? 長年イランの一般社会で暮らしてきた著者が、違法・タブーとされる麻薬や酒をはじめ、イスラム体制の欺瞞を暴きつつ、庶民の生存戦略と広大な地下世界を描いた本書は、類書なき一冊として反響を呼び、発売早々の重版にいたった。
紹介記事多数。
【カドブン】 愛溢れる唯一無二のイラン観――高野秀行氏解説 https://kadobun.jp/reviews/review/entry-92081.html 【クーリエ・ジャポン】 密造ワインにハズレなし… 「禁酒国イラン」の驚くほど充実した飲酒事情 https://courrier.jp/cj/363572/?utm_source=newspicks&utm_campaign=363572 パレスチナより「敵国イスラエル」を熱狂的に支持するイラン人の胸の内 https://courrier.jp/news/archives/363867/ 【JBpress】 イラン人が「親日」になった理由 なぜアメリカでもイギリスでも中国でもなく、日本人を意識するのか https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80959#google_vignette 「イランって、酒は飲めない、豚肉はNG、女の子とデートもできない…」は、どこまで本当なのか https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80960 【プレジデントオンライン】 「天皇はイラン人だった」という怪情報も拡散…イラン国民が「米中露は大嫌いだけど、日本は大好き」と語るワケ https://president.jp/articles/-/81554?page=1 【現代ビジネス】 イランの経済が悲惨すぎる…日本なんて比じゃない、ハイパーインフレに苦しむ「驚きの実態」 |
【本書の内容】
「本当に目から鱗が落ちまくり。このイラン観は唯一無二だ」高野秀行氏、熱烈推薦・解説
イスラムへの無関心、棄教・改宗が進んでいる? 国民の関心はいかに国から逃げるか!?
強権体制下の庶民のリアル生存戦略と広大で豊かな地下世界を、長年イランの一般社会で暮らしてきた著者が赤裸々に明かす!
■イスラム宣伝局の職員はイスラム・ヤクザだった
■イスラム法学者たちはアヘンの上客
■政教一致を批判する小学生
■「隠れキリシタン」「神秘主義者」として生きる人々
■古代ペルシアを取り戻せ!――胎動する反イスラム主義
■「ホメイニはイラン人ではなかった」という陰謀論
■オンライン授業はスカーフに短パンで
■親日感情に隠された本音「尊敬されたい!」
■おしゃべりこそマナー、しゃべらないのは失礼
■おらが村こそイラン一! 強すぎる愛郷心
■イラン人は個人崇拝と訣別できるか etc.
【目次】
はじめに
第一章 ベールというカラクリ
第二章 イスラム体制下で進む「イスラム疲れ」
第三章 終わりなきタブーとの闘い
第四章 イラン人の目から見る革命、世界、そして日本
第五章 イラン人の頭の中
第六章 イランは「独裁の無限ループ」から抜け出せるか
おわりに
解説 高野秀行
【著者略歴】
若宮總(わかみや・さとし)
10 代でイランに魅せられ、20 代より留学や仕事で長年現地に滞在した経験を持つ。近年はイラン人に向けた日本文化の発信にも力を入れている。イラン・イスラム共和国の検閲システムは国外にも及んでおり、同国の体制に批判的な日本人はすべて諜報機関にマークされる。そのため、体制の暗部を暴露した本書の出版にあたり著者はペンネームの使用を余儀なくされた。
【書籍情報】
書名:イランの地下世界
著者:若宮總
定価:1,056円(本体960円+税)
発売日:2024年5月10日
判型:新書版
商品形態:新書
ページ数:296頁
ISBN:9784040824765
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322301000569/