ニュースリリース
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、第165回直木三十五賞および第34回山本周五郎賞ダブル受賞という、17年ぶり史上2度目の快挙を成し遂げた、佐藤究(さとうきわむ)著『テスカトリポカ』(KADOKAWA刊)について、売れ行き好調につき、累計10万5千部(※電子書籍含む)を突破したことについてお知らせいたします。
【あらすじ】
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へ向かった。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年、土方コシモは、バルミロに見いだされ、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した古代アステカ王国の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
【書誌情報】
『テスカトリポカ』
著者:佐藤 究
発売:2021年2月19日(金)※電子書籍同日配信
定価:2,310円
装丁:川名潤
頁数:560頁
体裁:四六判変形上製
発行:株式会社KADOKAWA
ISBN:978-4-04-109698-7
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000419/
【著者紹介】
佐藤 究(さとう きわむ)
1977年福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』で第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年、『Ank: a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞。21年、『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞受賞、第165回直木三十五賞受賞。
【対談】物語と時間をめぐる究・極対談――佐藤究×京極夏彦 特別公開!
https://kadobun.jp/feature/talks/bxo1s6yh0o0g.html
【試し読み】令和によみがえる暗黒神話――。三冠作家・佐藤究が、アステカの呪いを解き放つ! 「テスカトリポカ」#1
https://kadobun.jp/serialstory/Tezcatlipoca/hyz8yl84c68g.html
【書評】世界標準のマジックリアリズム完成(評者:文芸ジャーナリスト/内藤麻里子氏)
https://kadobun.jp/reviews/4wje39br8ww0.html
【書評】違う世界を見せてくれる小説(評者:東京大学教授 スペイン語文学、現代文芸論/柳原孝敦氏)
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【書評】クライムノベルと世界文学の融合(評者:書評家、翻訳家/大森望氏)
https://kadobun.jp/reviews/entry-40965.html