商品・サービストピックス
・78歳父の運転をやめさせようとする息子が主人公
・主人公一家は東京在住。妻と共働きで一人息子は高校1年生
・両親は地方在住。
・帰省した際に父親に免許返納を説得しようとする
宮崎本大賞(みやざきほんたいしょう)について
宮崎本大賞は、「本にまつわる場所に立ち寄ってもらうきっかけをつくろう」と、宮崎県内の書店員、図書館司書、学校図書館の図書委員など、宮崎県内の本に携わる有志が企業・業態の垣根を越えて集まり、県民にオススメしたい本を投票で決めるコンテストです。2020年3月8日の第1回宮崎本大賞発表にはじまり、今回で5回目を迎えます。大賞は毎年3月8日【3・8(みや)の日】に発表されます。(同賞プレスリリースより)
宮崎本大賞実行委員長・小宮山剛さんから受賞理由についてコメントをいただきました!
「高齢者の運転」という社会課題と向き合うだけでなく、家族や世代を超える様々な人間模様が描かれた作品でした。垣谷美雨先生が紡いだ「解決策」が自分の、あるいは自身の家族に起きた出来事のようだという推薦コメントが多く寄せられており、自分事として惹きつけられる、読み手の人生を温めなおしてくれるような物語の力が宮崎の本好きたちの胸に響いたのだと感じています。
県内では特別ブックカバーで展開
宮崎県内の書店では、「宮崎本大賞特別版ブックカバー」で『うちの父が運転をやめません』が展開されています。
デザイン:河野喬
「宮崎本大賞」過去の受賞作
第1回 青山美智子著『木曜日にはココアを』(宝島社文庫)
第2回 行成薫著『本日のメニューは。』(集英社文庫)
第3回 小野寺史宜著『ひと』(祥伝社文庫)
第4回 原田ひ香著『三千円の使い方』(中公文庫)
著者の垣谷美雨さんから喜びの直筆コメントが届きました
受賞作『うちの父が運転をやめません』について
◆あらすじ
「お父さん、何歳まで運転するつもり?」
「わしは死ぬまで運転する!」
親の運転をきっかけに家族が新たな一歩を踏み出す感動長編
猪狩雅志は高齢ドライバー事故のニュースに目を向けた。78歳といえば親父と同じ歳だ。妻の歩美と話しているうちに心配になってきた。夏に息子の息吹と帰省した際、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなく不首尾に。通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して……。父は運転をやめるのか。雅志の出した答えとは? 心温まる家族小説!
文庫解説:https://kadobun.jp/reviews/bunko/entry-47941.html
著者プロフィール
垣谷美雨(かきや みう)
1959年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒。2005年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『ニュータウンは黄昏れて』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『夫の墓には入りません』『姑の遺品整理は、迷惑です』『うちの子が結婚しないので』『代理母、はじめました』『もう別れてもいいですか』『あきらめません!』『墓じまいラプソディ』などがある。
書誌情報
書名:うちの父が運転をやめません
著者名:垣谷美雨
発売日:2023年2月24日(金)
定価:792円(本体720円+税)
判型:文庫判
ページ数:336ページ
装丁:坂詰佳苗
装画:樋口たつ乃
ISBN:978‐4‐04‐112820‐6
発行:株式会社KADOKAWA
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