- 『さえづちの眼』は、「比嘉姉妹」シリーズ初の中篇集!
霊能者姉妹・比嘉琴子と真琴の活躍を描いた「比嘉姉妹」シリーズは、澤村伊智さんのデビュー作『ぼぎわんが、来る』から連なる大人気シリーズです。22年12月に発売された最新長編『ばくうどの悪夢』(単行本)も発売即重版がかかるなど、ホラー界を牽引する澤村さんを代表するシリーズとなっています。文庫最新刊となる本作『さえづちの眼』は、「怪と幽」掲載の2篇に加え、書き下ろしの表題作が収録されたシリーズ初の中篇集です。どこから読んでも面白い、傑作ホラーエンタテインメントをお楽しみください!
■作品紹介「さえづちの眼」(表題作)
澤村伊智『さえづちの眼』
郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。
「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。
何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――。
【書誌情報】
作品名:『さえづちの眼』
著者名:澤村伊智
発売日:2023年03月22日(水)
定価: 836円(本体760円+税)
判型:文庫判
商品形態:文庫
ページ数:352ページ
ISBN:9784041117361
詳細:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000680/
Amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/4041117364/
2015年に刊行された『ぼぎわんが、来る』からシリーズも8年目に突入し、ファン待望の公式グッズの発売が決定! そのラインナップは、作中でもたびたび登場する姉・琴子から妹・真琴へ受け継がれた銀の指輪と、映画「来る」で話題になったあの登場人物のTシャツの2種類です。期間限定の完全受注生産のため、ぜひお見逃しなく!
■グッズ1 【小冊子付き】姉から妹へ 比嘉真琴の指輪
姉の琴子から妹の真琴へ受け継がれた、まもりの力が秘められた指輪。姉妹の母方の祖母がユタだったことから、デザインには沖縄固有の風習である「針突(ハジチ)」の模様を取り入れました。魔除けの意がある矢と、極楽に行けるという意がある五つ星が刻まれた神秘的なデザインです。また数々の死線を越えてきたであろう指輪のキズも加工を施すことで忠実に再現! 男女ともに着けやすく、その日の気分でチェーンの見える方を前にしても楽しめます。大切な人に贈るもよし、自分用として琴子の場面を再現してみるもよしの逸品です。
サイズは12号~19号の間でサイズ調整可能。素材はシルバー925です。
指輪には、澤村伊智さん書き下ろしの短篇を収録した小冊子(20ページ)がセットになっています。この企画のために書かれた完全オリジナルストーリーです。
●販売価格:21,780円(税込)
●予約期間:2023年3月22日(水)10:00~5月7日(日)23:59
●お届け予定:2023年7月上旬より順次発送いたします。
■グッズ2 映画「来る」から来た! 逢坂セツ子Tシャツ
劇場版「来る」で鮮烈な印象を残し話題となった、俳優の柴田理恵さんが演じた霊媒師・逢坂セツ子。その鬼気迫る姿をフロントに、バックには、原作小説『ぼぎわんが、来る』の英題『BOGIWAN IS COMING』をプリント。カラーリングは映画化に伴う別バージョンの表紙カラーであるピンクを使用した、完成度の高いクールなデザイン。いつもよりワンサイズ上で、抜け感を出すスタイリングもおすすめです。
柴田理恵さん演じる逢坂セツ子の気迫のこもったカットを使用!
©︎2018「来る」製作委員会
・サイズ展開/S・M・L・XL
・ボディカラー/ブラック
●販売価格:4,950円(税込)
●予約期間:2023年3月22日(水)10:00~5月7日(日)23:59
●お届け予定:2023年7月上旬より順次発送いたします。
「比嘉姉妹」シリーズ 公式グッズの詳しい情報はこちらから!
https://kadobun.jp/special/sawamura-ichi/higa-goods/
数少ない友人知人に読んでもらうためだけに書いた小説を、「せっかくだから」と公募に送ってみたところ、本になって出版され、コミカライズされ、実写映画化され、そして今回、グッズになりました。原作シリーズでメインの登場人物がつけている「指輪」と、映画で柴田理恵さんが演じた人物を大胆にあしらった「Tシャツ」です。
自分の妄想でしかなかったものが商品になり、新たな創作物、新たな商品が生まれる一連の流れは、見ていてとても不思議で、同時に嬉しいものです。自分という個人の手を離れた、創作物の持つ力を実感できるからです。私の知らないところで、私の知らない誰かが、このクッズを手にすることで楽しい気分や満たされた気分になるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
■著者プロフィール
澤村伊智(さわむら・いち)
1979年生まれ、大阪府出身。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトル「ぼぎわん」/映画「来る」原作)で第22回日本ホラー小説大賞<大賞>を受賞。2019年「学校は死の匂い」(『などらきの首』収録)で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2020年『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞。その他の著作に『ひとんち澤村伊智短編集』『予言の島』『怪談小説という名の小説怪談』などがある。