本書は、KADOKAWA児童書ポータルサイト「ヨメルバ」に2021年2月から2022年6月まで連載された「「うちの子ちょっと変わってる?」子どもの発達お悩み相談室」を大幅に改訂し、新規コラムなどを加えたものです。読者の皆様からいただいた、子どもの発達に関する30のご相談に脳科学者の久保田競先生と認知発達学者の原田妙子先生が、最新研究に基づいて回答します。
・子どもの発達相談への回答方針
1 どうして変わった行動をとってしまうのか、子どもの立場からの視点を提示
2 それに関連する脳科学や発達心理学の最新研究を解説
3 1、2をふまえて、相談者がどうやって問題に対処すべきかを回答
※新規コラムでは、読者の皆様に理解を深めてもらうために、さらに脳科学や発達心理学でわかったことについて語っています。
・脳科学者が読者の方々からの30のご相談に答えます
子育ての悩みはつきませんよね。本書では「過敏でパンツが履けない」「かたくなにオムツでウンコする」「偏食」「癇癪」「家庭内暴力」「登校しぶり」「吃音」「睡眠」「言葉の遅れ」「爪かみ」「妄想」「肥満」「低出生体重児」など、脳科学者が読者の皆様からの30の相談に最新研究で答えます!
かたくなにオムツでウンコする男児に手をあげているパパからのご相談(本文より抜粋)
・どんな最新研究?
本書に掲載される最新研究についてちょっとご紹介!
・家計が子どもの脳に与える影響
・グルーミングで脳がストレスに強くなる
・急激に大きくなるASD児の脳
・3年後にIQを100以上にする療育
・言葉の遅れには言葉のシャワー
・暴言などの虐待で発達障害と似た症状が
・喘息やアトピー性疾患の子のADHDリスク
・自閉スペクトラム症児の腸内細菌
・子の海馬を10%大きくする親の働きかけ
・5歳までに自己制御能力を身につけることが、子どもの人生を大きく左右する!
詳細な参考文献リスト(本文より抜粋)
最新研究に基づく回答によって、子どもやその特性への理解を促し、
多くの親御さんにとっての助けになる本ではないでしょうか。
- 『脳科学の先生! 子どもの発達障害の悩みを最新研究で解決してください』について
◆内容紹介◆
脳科学者が読者の30の悩み相談に回答。家計が子の脳に与える影響、グルーミングで脳がストレスに強くなる、IQ100以上にする療育。子の「ちょっと変」を障害にしないために最新研究で最高の子育てを!
◆書誌情報◆『脳科学の先生! 子どもの発達障害の悩みを最新研究で解決してください』
著者:久保田競 原田妙子
発売:2023年3月8日(水)
定価:1,540円(本体1,400円+税)
ISBN:978-4-04-109531-7
発行:株式会社KADOKAWA
詳細ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000209/◆著者プロフィール◆久保田競(くぼた・きそう)
1932年大阪市生まれ。東京大学医学部卒業後、同大学大学院で脳神経生理学を学ぶ。米国留学で最先端の研究法を身につけ、帰国後は京都大学霊長類研究所で教授・所長を歴任。京都大学名誉教授。『バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣』『天才脳を鍛える3・4・5歳教育』等、脳に関する著書多数。瑞宝中緩賞受章。
原田妙子(はらだ・たえこ)
福岡大学大学院修士課程卒業後、日本福祉大学大学院で久保田競に師事し博士号取得(人間環境情報)。専門は、子どもの脳機能発達。自閉症を中心とした発達評価のスペシャリスト。海外特別研究員としてコレッジュ・ド・フランス、パリ第六大学を経て、現在は浜松医科大学子どものこころの発達研究センターの特任助教。