- 角川文庫から「火狩りの王」シリーズを毎月1冊5カ月連続刊行します!
角川文庫では、日向理恵子さんの「火狩りの王」シリーズを、2022年11月から毎月1冊ずつ、5か月連続で刊行いたします。文庫化に際しては、単行本版に引き続き、『十二国記』などの装画を手掛ける山田章博さんの挿画を収録。文庫版のカバーイラストはオリジナルで描き下ろしていただきました。また、『火狩りの王 〈一〉春ノ火』には新たに村山早紀さんによる解説を収録します。シリーズ全巻に新たに収録される豪華執筆陣による解説にもご注目ください。
- 児童文学の枠におさまらない「大人が読んで楽しめる壮大な長編ファンタジー」
本シリーズは、2018年の刊行当初から、児童文学のカテゴリでありながら「大人が読んで楽しめる壮大な長編ファンタジー」として読者の輪が拡がり、熱烈な支持を集めました。本の情報誌「ダ・ヴィンチ」(2019年3月号)では、編集部委員が厳選に厳選を重ねた作品に贈られる「プラチナ本」にも選出されています。
また本作は、監督を西村純二さん、構成・脚本を押井守さんが担当し、WOWOWでオリジナルアニメ化も決定しています。1月からのアニメ放映に向けて、注目がますます高まる本作を、文庫版小説とあわせてお楽しみください。
- 人気長編ファンタジーシリーズ「火狩りの王」書誌情報
■刊行予定
『火狩りの王 〈一〉春ノ火』2022年11月刊行予定
『火狩りの王 〈二〉影ノ火』2022年12月刊行予定
『火狩りの王 〈三〉牙ノ火』2023年1月刊行予定
『火狩りの王 〈四〉星ノ火』2023年2月刊行予定
『火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々』2023年3月刊行予定
『火狩りの王 〈一〉春ノ火』あらすじ
人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆われ、人類は天然の火に近づくと体が内側から燃え上がる「人体発火病原体」に冒されていた。この世界で人が唯一安全に扱える〈火〉は、黒い森に棲む獣、炎魔を狩ることによって得られるものだけだった。そんな中、炎魔を狩ることを生業とする火狩りたちの間でひそかに囁かれる噂があった。「最終戦争前に打ち上げられ、長い間虚空を彷徨っていた人工の星、千年彗星〈揺るる火〉。その星を狩った者は、火狩りの王と呼ばれるだろう」――。千年彗星〈揺るる火〉とは何なのか。「火狩りの王」の伝説に秘められた世界の真実とは? 森に囲まれた小さな村に生まれた11歳の少女・灯子と、機械工場が立ち並ぶ首都で暮らす15歳の少年・煌四。幼い2人の人生が交差するとき、運命の歯車が動き出す。
【書誌情報】
タイトル:火狩りの王 〈一〉春ノ火
著者:日向理恵子
発売:2022年11月22日(火)※電子書籍同日配信予定
定価:836円(本体760円+税)
頁数:384頁(予定)
ISBN:9784041128886
発行:株式会社KADOKAWA/角川文庫
情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322204001065/
1984年、兵庫県生まれ。児童文学作家。著書に『魔法の庭へ』『日曜日の王国』『迷子の星たちのメリーゴーラウンド』『星のラジオとネジマキ世界』、シリーズ作品に「雨ふる本屋」「火狩りの王」がある。