商品・サービストピックス
本作は、大学生の夏樹が「冬眠する病」に冒された優紀と出会い恋に落ち、人と違う事による彼女の生き難さを知り、そして共に生きていこうとする恋物語です。このコロナの時代、今や誰もが共感してしまう「大切な人に会えない切なさ」とそれを乗り越えようとする若い男女の姿が、現代版「眠り姫」という着想によるラブストーリーで感動的に描かれます。さらに、冬を無くした彼女の「ある秘密」が次第に明らかになり、議論を呼び起こすこと必至の驚愕のラストにたどり着きます。
著者は、本作で第28回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を、『スター・シェイカー』で第9回ハヤカワSFコンテスト《大賞》を受賞し、本年度の小説新人賞二冠を達成した文学界の超新星・人間六度。5年に及ぶ闘病の末、白血病を乗り越えた自身の経験を織り込みながら、類まれなる発想力とリアリティを見事に融合させ、新時代の恋愛小説ともいえる高みへと描き上げています。
そして本書の発売日である2月25日には、大ヒット曲『ロキ』『少女レイ』で知られるボカロP・みきとPが、発売前に本書を読み込んで書き下ろした小説の主題歌『きみは雪をみることができない』を、みきとP・YouTubeチャンネルでミュージックビデオとして発表。男性主人公・夏樹の視点から物語られる小説に対し、楽曲では女性主人公・優紀の「冬を無くした」心情が、大注目女性シンガーねんねによって高らかに歌い上げられます。
小説から読むか、曲から聴くか──。日本最大級の小説新人賞「電撃小説大賞」が新たな形で送る、会うこともままならないこの世界で生まれた恋物語に、是非ご注目ください。
【PV】この冬一番泣ける、奇跡の恋物語『きみは雪をみることができない』人間六度/第28回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作:https://youtu.be/5XOREHAoezM
圧巻でした。タイトル・物語の秘密、彼女が“冬”を無くした理由を知った時、きっと多くの方の心を動かすでしょう。それほどの“温かい”作品です。 小説紹介クリエイター/けんご |
切なくも美しい純愛の物語。ラストで一気に心をもっていかれました。最後に彼女がみた光景はきっと切ないほどに美しかったと思います。思い浮かべただけで涙がでてきます。 写真家/岩倉しおり |
ラストのあまりの美しさに、何度も読み返してしまいました。 漫画家/施川ユウキ(『銀河の死なない子どもたちへ』『バーナード嬢曰く。』) |
【タイトル】 きみは雪をみることができない
【著者】 人間六度
【カバー写真】 岩倉しおり
【判型】 文庫判
【ページ数】 336ページ
【定価】 本体670円+税
【書店発売日】 2022年2月25日(金)
【レーベル】 メディアワークス文庫
【発行】 株式会社KADOKAWA
【あらすじ】
恋に落ちた先輩は、冬眠する女性だった──。
ある夏の夜、文学部一年の埋 夏樹は、芸術学部に通う岩戸優紀と出会い恋に落ちる。いくつもの夜を共にする二人。だが彼女は「きみには幸せになってほしい。早くかわいい彼女ができるといいなぁ」と言い残し彼の前から姿を消す。もう一度会いたくて何とかして優紀の実家を訪れるが、そこで彼女が「冬眠する病」に冒されていることを知り──。
現代版「眠り姫」が投げかける、人と違うことによる生き難さと、大切な人に会えない切なさ。冬を無くした彼女の秘密と恋の奇跡を描く感動作。
会うこともままならないこの世界で生まれた、恋の奇跡。
第28回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作
【きみ雪特設サイト/スペシャルPV公開中】 https://mwbunko.com/special/kimiyuki/
【試し読み】 https://mwbunko.com/product/kimiyuki/322110000314.html
人間六度(にんげん ろくど)
愛知県名古屋市生まれ、私立東海高等学校卒。2013年に急性リンパ性白血病を罹患し、14年にさい帯血移植。18年に日本大学芸術学部に進学。21年8月に、第9回ハヤカワSFコンテスト《大賞》を『スター・シェイカー』で、10月には第28回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を『きみは雪を見ることができない』で連続受賞して、作家デビューを果たす。
【Twitter】https://twitter.com/rokudogobu
『きみは雪をみることができない』
みきとP feat.ねんね
作詞/作編曲:みきとP
音楽制作/フライングドッグ
【MV】 みきとPオフィシャルチャンネルで配信中!
https://youtu.be/OGLTr9p4BDc
【配信】 2022年3月9日(水)00:00より、音楽ストリーミングサービスおよび主要ダウンロードサービスにて配信スタート!
https://jvcmusic.lnk.to/Kimi_Yuki
みきとP(みきとぴー)
2010年3月よりネットミュージックシーンにて活動を始める。
ボーカロイドを使用しジャンルの垣根を越えた多様な楽曲を発表する。『いーあるふぁんくらぶ』『サリシノハラ』等のヒットを契機に海外でのイベント興行、本人歌唱でのライブやアルバム製作、クリエイターとしてマルチに活動の幅を広げてゆく。 スマッシュヒット曲『ロキ』や『少女レイ』等のボカロ曲の発表だけにとどまらず、音楽作家としてもアニメの主題歌やミュージカル、様々なアーティストへの楽曲提供を数多く手掛けるなど幅広く活躍中。
【Twitter】https://twitter.com/mikito_p_
ねんね
顔を出さない、シンガーソングライター「ねんね」
2019年より活動開始。 動画投稿サイトを中心に、"歌ってみた"やカバー動画の投稿を行っている。 情感豊かな歌声で多くのファンを魅了する。2020年自身初のミニアルバムを制作。何気ない日常をねんね独自の美しい世界観で歌い上げる。2021年、人生4回目の人前ステージの幕張メッセを大成功で終える。SNSでは「あの子は誰?」「美しすぎる歌声」と話題になった。
【Twitter】https://twitter.com/h_nenne
【ねんねオフィシャルサイト】 https://nenne-official.com/
1993年、作家・イラストレーターの新人登竜門「電撃ゲーム3大賞」としてスタート、第12回(2004年度募集)より「電撃大賞」に改称されました。小説部門の「電撃小説大賞」からは多くの⼈気作家を輩出し、『アクセル・ワールド』(著/川原 礫・第15回大賞)、『ちょっと今から仕事やめてくる』(著/北川恵海・第21回メディアワークス文庫賞)、『86―エイティシックス―』(著/安里アサト・第23回大賞)、『君は月夜に光り輝く』(著/佐野徹夜・第23回大賞)、『錆喰いビスコ』(著/瘤久保慎司・第24回銀賞)、実写映画化が発表されたばかりの『今夜、世界からこの恋が消えても』(著/一条岬・第26回メディアワークス文庫賞)などの人気作品が生まれてきました。
第29回電撃大賞は現在作品を募集中で、2022年4月10日締め切り(当日消印有効)です。
2009年12月創刊の文庫レーベル。エンターテインメント・ノベルとして恋愛、ミステリー、歴史など、さまざまなジャンルの小説を刊行しています。コミック、実写化などメディアミックス展開も盛んで、幅広い層の方々に楽しんでいただいております。毎月25日発売。
【メディアワークス文庫公式サイト】 https://mwbunko.com/