商品・サービストピックス
私たちが構想したマンガ・ラノベ図書館がライトノベルの専門的なアーカイブをもつ図書館になりました。これは日本の図書館のなかで唯一無二であり、これからの日本の文化の新しい顔になります。そしてここでは、書店ではできないようなキャンペーンやイベントを行って参ります。
「軽」(ライト)というカルチャーは黄表紙や読本、浮世絵など、江戸時代からずっとありました。大正・昭和になっても軽演劇など軽と称されたものがあるわけです。その奥にある文化的社会的な意義、あるいはどうしてラノベのようなものが社会に定着したのか、日本人というのはどのような社会文化を持っていたのか、そうした疑問をこのマンガ・ラノベ図書館はこれから解き明かしていくのだと思います。
今やどの年代にも愛され、全盛期を迎えたライトノベルですが、初期には若者の関心に寄り添い、権威からは最も遠いものとして存在していました。子供たちの人間関係や恋愛、劣等感などにきちんと向き合い、主人公の行動を通して解決の道を示す、本当の意味での青春の書であったと言えると思います。そうした、自由で、作者と読者が近い雰囲気に惹かれて多くの才能が集まり、今や国境を越えて書籍やマンガやアニメとなって世界中で愛される存在となりました。ここに勢ぞろいしたライトノベルが日本文化の一翼を担うまでに成長したわけです。
このマンガ・ラノベ図書館は、KADOKAWAグループのライトノベルを中心に約2万6,000冊を収蔵していたのですが、今回、各出版社さまのご協力を得て、約3万5000冊の収蔵になりました。2階にはライトノベルを集めたアーカイブコーナーがあり、1階には約3000冊に選書したKADOKAWAのコミックと、約2,000冊の児童書が配架されています。そして入り口には、毎月の新刊や企画的な配架を行うコーナーがあります。
私はライトノベルが好きです。そんな私とラノベの出会いは、中学生のころ友達に薦められた『バカとテストと召喚獣』という本だったのですが、この本は、召喚獣の強さでクラスでのカーストが決まる、という独特な世界観と、どこか私と共通点のある主人公たちの頑張る姿がとても面白くて、私の中で始まりの一冊となっています。他にも、『とある魔術の禁書目録』シリーズは、私のオタクのルーツともいえる作品で、想像力と勇気を頂けました。
また「マンガ・ラノベ図書館」リニューアルと「ダ・ヴィンチストア サテライト店」オープンを記念して、同日7月8日(木)より、『ソードアート・オンライン プログレッシブ』、『Re:ゼロから始める異世界生活』などKADOKAWAグループの人気ライトノベル約400冊のサイン本抽選販売を実施。また、抽選参加者全員に「マンガ・ラノベ図書館」入場割引券も配布いたします。
●チケット発売について
角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにて、オンラインチケットを発売中です。
当日券の販売も行っておりますが、予約状況によってご希望のお時間にご案内できない可能性もございますので、公式ウェブサイトでの事前予約をお勧めしております。
なお、コロナ禍における館内入場制限や注意事項につきましては、角川武蔵野ミュージアム公式WEBサイトにて随時掲載を行いますので、ご購入の際はご確認ください。
詳細は→ https://kadcul.com/
■「角川武蔵野ミュージアム」について
美術・博物・図書をまぜまぜにする、前人未到のプロジェクト。
イマジネーションを連想させながら、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアムです。
運営の柱となるのは、館長である編集工学者の松岡正剛氏、博物学者の荒俣宏氏、芸術学・美術教育の研究者である神野真吾氏、建築家の隈研吾氏。この体制のもと、意欲的で革新的なスタッフが新しいミュージアムの創設に尽力します。
■住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
■開館時間: 日〜木曜 10:00-18:00/最終入館17:30
金・土曜 10:00-20:00/最終入館19:30
■休館日:第1・3・5火曜日
※祝日は該当する曜日の開館時間と同様
※休館日が祝日の場合は翌日休館
※レストランは除く
※開館日・時間は変更される場合もございます。
最新情報は公式WEBサイト(https://kadcul.com/)をご確認ください。
・角川武蔵野ミュージアム 公式サイト:https://kadcul.com/
・公式ツイッター:https://twitter.com/kadokawa_museum
・Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum/
・Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum/
■角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
・角川文化振興財団 公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/
■「ところざわサクラタウン」について
2020年11月、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点としてKADOKAWAが埼玉県所沢市に開業した大型文化複合施設。書籍製造・物流工場やKADOKAWAの新オフィス、イベントスペース(ジャパンパビリオン、千人テラス)、体験型ホテル(EJアニメホテル)、ショップ(ダ・ヴィンチストア)、レストラン(角川食堂)、商業施設のほか、角川文化振興財団運営の「角川武蔵野ミュージアム」も建設。また、KADOKAWAと所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST 構想」および、KADOKAWA・埼玉県・所沢市の三者で連携・協力する協定に基づき振興を図る「埼玉カルチャー観光共和国」の拠点施設にも位置づけられています。
・ところざわサクラタウン 公式サイト:https://tokorozawa-sakuratown.jp/
・公式ツイッター:https://twitter.com/sakuratownjp/
・Instagram:https://www.instagram.com/sakuratownjp/