■オープニングから豪華すぎるシロクマ!?ホッキョクグマ!?
今回で2回目の開催を迎えたボカロ文化の祭典「The VOCALOID Collection ~2021 Spring~」(
https://vocaloid-collection.jp/ )のリアルライブイベント『The VOCALOID Collection LIVE』。
百花繚乱の軽快なMCで幕を開け、早速呼び込まれたのは、小林幸子×松岡充という超豪華ユニット「シロクマ」!と思いきや…、壇上に現れたのは小林幸子のみ!?そのまま「松岡くんが渋滞に巻き込まれちゃって…。でも強力な助っ人、ホンモノのシロクマを連れてきました!は~い、シロちゃ~ん」と呼びこまれたのは、軽やかなステップ(二足歩行)で会場入りするシロクマ。百花繚乱が「わ!南極グマですか!?」と切り出すと、「南極にクマいねぇよ!ホッキョクグマだよ!」とシロクマ自らのツッコみで会場を沸かせ、そのまま小林幸子×ホッキョクグマで、「ニコニコネット超会議2021」のテーマソングでもある『しろくろましろ』を歌唱。
見事な歌唱もそのはず、ホッキョクグマの中からは…、松岡充が!思えば「ニコニコネット超会議2020」の「超ニコニコインフォ~エンディング生放送~」で公開された、「超合わせてみた」動画のラストにあった言葉は、松岡充の「また絶対ここ(幕張メッセ)で会いましょう!」。この言葉が伏線回収されたかのような、シロクマオンステージで開幕の『The VOCALOID Collection LIVE ~2021 Spring~』は、上々の滑り出しとなりました。
■kz(livetune)×八王子PによるDJパートのエモすぎ演出に涙腺崩壊
雄大な自然の循環、地球規模での広がりとつながりを感じさせるムービーに続いてスタートとなったのは、kz(livetune)×八王子PによるDJパート「kz(livetune) × 八王子P special limited mix」。2人が魅せる息の合ったDJプレイに会場は爆上げ!画面も終始弾幕で覆われ、「こんな衝撃初めて」「ここは天国か??」「このつなぎ泣くって」とオンライン参加組も大興奮。
この興奮はもちろん壇上も同じようで、後半に入るとおもむろにマイクを握った八王子P、「僕がボカロを好きになったきっかけになった人が、今隣にいるんですよ。なのでRemixしたいと思います。アゲてけぇえええ!」と突然の告白!?そのまま、「kz(livetune)feat.初音ミク『Hand in Hand』」を八王子PがRemixというエモすぎる流れに、「まだ泣かさないで」「もう号泣なんだが」「涙と脳汁がハンパなく出てくる」と感極まるものも続出。
そしてDJパートを締めくくったのは、踊り手総勢12名参加の(愛川こずえ、アナタシア、いりぽん先生、仮面ライアー217、SHARE LOCK HOMES)での『Tell Your World』。歌詞にある「いくつもの線は円になって」を体現するような無限の広がりが会場を包みました。
■盛りだくさんのメドレーパートは…、見どころ多すぎ!?
続いてはメドレーパート。いりぽん先生、仮面ライアー217、愛川こずえ、KARASUの集う会場に、足太ぺんた、りりりがオンライン参戦し、『ポジティブ☆ダンスタイム』、『ポッピンキャンディ☆フィーバー!』、『どぅーまいべすと!』、『はやくそれになりたい!』と、歌詞・曲・映像の全てがキノシタ制作という、ポップでキュートなキノシタワールドを個性豊かなダンスで表現。
そうかと思えば、アナタシアが『テオ』をクール&ハードに、SHARE LOCK HOMESが『マトリョシカ』をコミカルなダンスで魅せる。さらにAyasaが圧巻のバイオリン演奏で、『威風堂々』、『ロストワンの号哭』を披露し、最後はCapital Rhythmが数組に分かれ、rairu、いかさんで『かいしんのいちげき!』をキュートに、nero、けったろで『ネトゲ廃人シュプレヒコール』をクールに、あじっこ、カケリネ、つかさし、Rioで『チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!』を艶っぽくキメ、最後は8人で『Smiling』を美しいハーモニーで聴かせてくれました。
■ついに…、ラスボスが新たな能力を発動!?
イベントも中盤になると、ステージは物々しい雰囲気に。この不穏な空気のまま流れてきたのは…、『サチコサンサチコサン』のヘヴィメタルアレンジ!そして、ライトアップされたステージにはKISS風メイクでバンドを従えるラスボス・小林幸子の姿が!
そのまま「こんな格好、初めて!」とシャウトを交えながらのヘヴィな熱唱、さらにはモニタースピーカーへの足掛けパフォーマンス、おまけに最後はヘヴィメタルではお馴染みのメロイック・サインをキメるなど、ステージ狭しと大暴れ。パフォーマンス後のトークパートでは「私は今何をしていたのかな?」と我に返り、この日のために結成したヘヴィメタルバンドについては、BABYMETALからインスパイアを受け『BABAメタル』と命名し、大きな盛り上がりとなりました。
■粗品の驚愕パフォーマンス!?絵師の心得とは!?
後半に入るとイベントはさらに加速。ピノキオPがDJヴォーカルステージで自身初という踊り手とのコラボを、仮面ライアー217と見事に成功させると、次はYouTubeボイトレ講座で大人気の、しらスタ(通称おしら)が百花繚乱の歌唱力を飛躍的に向上させるというテクニックで沸かせます。
そして、ニコニコ動画でお馴染みのネタ「スパイダーマッ!」のパロディ演出で登場となったのは、お笑い芸人の霜降り明星・粗品。昨年ボカロPデビューを果たしてからの活躍も目覚ましい粗品は、自身の楽曲7曲を『ビームが撃てたらいいのに』、『ぷっすんきゅう』、『サンパチスター』、『#みどりの唄』、『希う』、『Hinekure』、『最高に頭が悪い曲』とバーチャルDJとして見事につないで…、いるように見えたのだが…、なんと手元では麻雀をしていただけという演出でオーディエンスを盛り上げます。
次は絵師のヤスタツがステージに登場。ここでは動画を制作するきっかけに関し、「syudouさんに"個人的に宣伝動画作っていいですか?"と相談したところ、快諾していただき、フルで作ることになりました」とのエピソードや、「修正などもなく一発OKで凄く喜んでいただけたのが嬉しかったです」という喜びの言葉、そして制作するうえでの大切なこととして「曲をひたすら聞くことが秘訣」との金言もありました。
■ラストを歌い上げるのは…。エモすぎる演出に涙のボカコレ。
イベントもいよいよ終盤。みきとPがヴォーカルにねんねを迎え、透明感のある独創的な世界観で会場を包むと、続いてロックドラマーSHiNをカホンに迎え、ギターロックの『ロキ』を洗練されたアコースティックアレンジで届けます。さらにバイオリンAyasa、踊り手いりぽん先生が加わると、ステージ上には幻想的な世界が広がり、最後はみきとPがセルフアンコールとして、『Good School Girl』でしっとりと聴かせました。
踊り手パートへ移ると、いりぽん先生×仮面ライアー217がストーリー仕立てのダンスで『ヴァンパイア』を魅せ、愛川こずえは足太ぺんた×りりりとのオンラインコラボで『KING』を披露。続く『ハグ』では、ATYが限定復活!この復活劇にはオーディエンスも沸き、指先の動きまですべてが緻密に計算されつくした繊細パフォーマンスに息を呑みます。そして踊り手パートの最後には、SHARE LOCK HOMESとアナタシアの計9人による、クールでアクロバティックなダンス。この大きな盛り上がりのまま、ステージは絵師WOOMAのトークパートへと移ります。ここでは「ニンテンドー3DSの『うごくメモ帳3D』が創作の原点」であったこと、「最初に曲を聞いて色合いを決める」といった創作のヒントも語られました。
いよいよボカコレライブ2021もラストスパート。怒涛のコラボラッシュで畳みかけます。Capital Rhythmが『ジャンキーナイトタウンオーケストラ』を歌う際には、SHARE LOCK HOMESが踊り手として登場。
+α/あるふぁきゅん。が参戦となると、まずは歌い手いかさんとハーモニーでのコラボ、そのまま見るものの心に突き刺さるATYとの『命に嫌われている』、そしてこの日一番のブチ上げとなったのは、『拝啓ドッペルゲンガー』。アナタシアのブレイクダンスとのコラボでオーディエンスを高みに誘います。
ラストを飾ったのは『ODDS&ENDS』。Ayasaの清らかなバイオリンの響きと調和する初音ミクの歌声は会場を飛び越えどこまでも広がっていくようにも感じられた。
「ボカロPが生み出した 数々のボカロ楽曲 たくさんの想いは無限に広がり 誰かの想いを受け継いで またつながっていく」
これまで以上に"つながり"を広げた、『The VOCALOID Collection LIVE ~2021 Spring~』。広く、そして深くまで届けられたこの無限のつながり、やがて新たなボカロの可能性として誰かの心に芽吹くのだろう。
「The VOCALOID Collection LIVE ~2021 Spring~」概要
日時 |
2021年4月25日(日)開場 14:00、開演 15:00 終演 19:35 |
場所 |
幕張メッセ ホール4 (千葉市美浜区中瀬2-1) |
出演者 |
愛川こずえ、足太ぺんた(リモート出演)、アナタシア、Ayasa、+α/あるふぁきゅん。、いりぽん先生、WOOMA、仮面ライアー217、ATY、菊池亮太(アノアタリ)、Capital Rhythm、kz(livetune)、小林幸子、SHARE LOCK HOMES、しらスタ(通称おしら)、SHiN、粗品(バーチャル出演)、八王子P、ピノキオピー、みきとP@アコースティック feat.ねんね、ヤスタツ、大和、りりり(リモート出演)、わかざえもん |
視聴URL |
https://live.nicovideo.jp/watch/lv330898063 |
チケット |
■ネット会場チケット〈Go To イベント対象〉
・一般チケット:¥3,200(税込)(割引後価格)
※Go To イベント対象のため、割引価格でご購入できます。
販売期間:2021年4月6日(火)~5月23日(日)
タイムシフト視聴可能期間:2021年4月25日(日)~5月24日(月)
▼チケットの購入はこちら: https://vocaloid-collection.jp/live/ |
*本ライブは、新型コロナウイルス感染症に対する各種ガイドラインに基づいた感染症予防の取り組みを実施したうえで開催しております。
「The VOCALOID Collection」開催概要
■「The VOCALOID Collection」とは
「ニコニコネット超会議」でのボカロ作品投稿やカテゴリの盛り上がりを受け、「ニコニコネット超会議のボカロカテゴリ版」としてスピンアウトしたボカロ文化の祭典です。期間中は、数多くの新作ボカロ動画が集まるランキング企画やライブイベントなど、ボカロ文化にまつわる全ての人々がネットとリアルの両面で楽しめるコンテンツを展開し、クリエイターとユーザーが共に主役になれる2日間をつくります。テレビやラジオなどの各放送局とのパートナーシップを展開し、プラットフォームの垣根を越えたメディアアライアンスによるネット最大のボカロイベントを目指します。「The VOCALOID Collection ~2021 Spring~」は、「ニコニコネット超会議2021」と同時開催になります。
【開催日時】2021年4月24日(土)~25日(日)
【開催場所】ニコニコTOPページなどのネットプラットフォームほか、リアル会場でも開催予定
【主催】株式会社ドワンゴ
【協賛】東武トップツアーズ株式会社
【ボカコレステーション番組協賛】シアー株式会社
【協力】株式会社インクストゥエンター、株式会社インターネット、株式会社エクシング(JOYSOUND)、
NHN PlayArt株式会社(#コンパス)、ガイノイド、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、産業技術総合研究所 RecMusプロジェクト、JNCA(一般社団法人 日本ネットクリエイター協会)、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ、株式会社NexTone、VOCALOMAKETS、株式会社AHS、株式会社マクアケ、ヤマハ株式会社
【メディアパートナー】InterFM897、MTV、JFN、Twitter、テレビ朝日ミュージック
【公式サイト】
https://vocaloid-collection.jp/
【公式Twitter】
https://twitter.com/the_voca_colle
VOCALOID(ボーカロイド)」ならびに「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。
【ニコニコネット超会議2021 Supported by NTT】開催概要
【開催日時】 2021年4月24日(土)~5月1日(土)
【主催】 ニコニコ超会議実行委員会
【会場】 ニコニコ公式サイト・総合TOP(
https://www.nicovideo.jp/)
【ニコニコネット超会議 公式サイト】
https://chokaigi.jp/
【Twitter公式アカウント】
https://twitter.com/chokaigi_P
【テーマソング】「しろくろましろ」 作詩・作曲:松岡充/歌:「シロクマ」小林幸子×松岡充
■協賛・出展一覧
【超特別協賛】 NTT
【特別協賛】 #コンパス〜戦闘摂理解析システム〜 / JRA 日本中央競馬会 / スズキ株式会社
【協賛】 サッポロ「濃いめのレモンサワー」(超乾杯協賛) / JNCA(協賛) / シアー株式会社(ボカコレステーション番組協賛) / 大和証券グループ(超演奏してみた協賛) / 株式会社タカラレーベン(超将棋協賛)
【超声優祭協賛】 ディズニープラス
【The VOCALOID Collection 協賛】 東武トップツアーズ株式会社
【特別出展】 一般社団法人日本eスポーツ連合
【出展】 茨城県 / 岩手県 / オーイズミ・アミュージオ / 株式会社KADOKAWA /
文通もできる総合アイドルプロジェクト「フロムアイドル」(松竹)
■メディアパートナー
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