湊かなえ『ドキュメント』KADOKAWA
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹)は、湊かなえ氏の最新小説『ドキュメント』を2021年3月25日(木)に発売しました。
本作は『告白』『少女』など、これまでも学園ミステリを描いてきた湊かなえが送る、高校の放送部を舞台にした部活小説です。全国大会を目指して放送部員たちが切磋琢磨しながら作品を制作していく過程を通して「“伝える”とは何か」を真摯に問う作品となっています。直接対話が叶いにくい今だからこそぜひ読んで欲しい作品です。
また、文芸WEBマガジン「カドブン」(
https://kadobun.jp/ )では本作の発売を記念して声優・鈴木崚汰のレビューなど様々な記事を公開中です。ぜひあわせてご覧ください。
●放送部出身の声優・鈴木崚汰が語るレビュー
「まるで僕の人生を描いたような物語に驚き、共感し、考えさせられました」
前編
https://kadobun.jp/reviews/e3q6kldo5nw4.html
後編
https://kadobun.jp/reviews/6kcitbrzxsg8.html●ミステリー評論家・佳多山大地が選ぶ、絶対おすすめ! 湊かなえの学校小説5選https://kadobun.jp/feature/readings/6afqotjoi90k.html●『ドキュメント』序章の試し読みhttps://kadobun.jp/trial/f1tv0nvw35wg.html
【あらすじ】「犯人はこの部室の中にいる」
中学時代に陸上で全国大会を目指していた町田圭祐は、交通事故に遭い高校では放送部に入ることに。圭祐を誘った正也や久米さんたちと放送コンテストのラジオドラマ部門で全国大会準決勝まで進むも、惜しくも決勝には行けなかった。三年生引退後、圭祐らは新たにテレビドキュメント部門の題材としてドローンを駆使して陸上部を撮影していく。すると映像の中に、煙草を持って陸上部の部室に入る同級生の良太の姿が発見される。圭祐が真実を探っていくと、計画を企てた意外な人物が明らかになって……。
【書誌情報】
発売日:2021年3月25日
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
体裁:四六判並製 単行本
ページ数:304
装丁:片岡忠彦(ニジソラ)
装画:へびつかい
ISBN:9784041095577
https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000890/
【あらすじ】僕、ここにいていいですか――。
中学時代、駅伝に打ち込んでいた圭祐は、あと一歩のところで全国大会を逃した。陸上強豪校に進学を決めるも、交通事故に遭い入部を断念する。目標を失っていた圭祐は、脚本家を目指す正也に声の良さを買われ、放送部に入部することに。次第に活動にのめり込んでいった圭祐は、全国高校放送コンテストを目指して、ラジオドラマ制作に挑戦するが……。正也が脚本作りの極意を学ぶ、
番外編「ラジオドラマ」も特別収録! 解説はインフルエンサーで企画作家のぶんけい氏。【書誌情報】
発売日:2021年1月22日
定価: 726円(本体660円 + 税)
レーベル:角川文庫
体裁:文庫判
ページ数:400
ISBN:9784041095560
https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000889/
公式Twitter:@minatobroadcast
撮影/中岡隆造
1973 年広島県生まれ。2007 年「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビュー。同書は、2009 年本屋大賞を受賞。12 年「望郷、海の星」(『望郷』収録)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。16 年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。18 年『贖罪』がエドガー賞ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門にノミネートされた。その他の著書に、『少女』『高校入試』『物語のおわり』『絶唱』『リバース』『ポイズンドーター・ホーリーマザー』『未来』『落日』『カケラ』などがある。本作は『ブロードキャスト』に続く、高校部活シリーズ第2弾。