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株購入にも役立つ? 地政学リスク
本書は地政学に関して、103項目にわたって文章と図解を織り交ぜ、体系的に学べるように構成しています。
「地政学」とは地理的な条件が国家に与える政治的、軍事的、経済的を研究する学際的な学問です。国際的なニュースの内容はほぼ全て地政学にまつわることと言っても過言ではありません。
例えば、ウクライナやロシアの戦争、イスラエルのガザ侵攻など、ここ数年でも陸続きの国家では戦争が勃発していますが、これらの戦争の背景にある問題、支援等で実は大きく関与している国々があることは見逃せない事実です。
日本に関係するところでは、なぜ北朝鮮が日本海にミサイルを撃つのかということや、なぜ日本に特に沖縄に米軍基地が多数配置されているのかの理由も全て地政学的な意味があります。
そのほか、経済的な視点で見た地政学では、2050年のGDPの予測データランキングを元に各国の人口の推移や経済の発展から、2050年までに隆盛していく国はどこなのかを指摘しています。
国際的なニュースを深く知りたい方はもちろん、新NISAでインデックス投資を始めた方や、株をこれから始める方やすでに始めている方にとっては世界の穀物メジャー企業、半導体や次世代エネルギーに関する記述はお役立ていただける内容になっています。
目次
第1章 地政学の基礎
第2章 パックス・ブリタニカの地政学
第3章 パックス・アメリカーナの地政学
第4章 パックス・シニカ(中国)とパックス・ソベティカ(ロシア)の地政学
第5章 パックス・アシアーナの地政学と日本
第6章 世界の紛争と経済戦争の地政学
著者略歴
福富 満久(ふくとみ みつひさ)
一橋大学大学院社会学研究科教授。英国王立地理学会フェロー(FRGS)。
1972年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、2009年パリ政治学院Ph.D.(国際関係学)、2010年早稲田大学博士(政治学)。12年4月より一橋大学大学院社会学研究科准教授を経て15年4月より現職。この間、ロンドン大学キングス・カレッジ戦争学研究科シニア・リサーチフェローなどを兼務。主な著書に『新・国際平和論』(編著、ミネルヴァ書房)、『国際平和論』(岩波書店)、『戦火の欧州・中東関係史』(東洋経済新報社)など。
書誌情報
書名:大学4年間の地政学が10時間でざっと学べる
著者:福富満久
発売日:2024年5月27日(月)※電子書籍同日配信
定価:1,650円(本体1,500円+税)
判型:四六判
ページ数:240ページ
ISBN:978-4-04-606742-5
発行:株式会社KADOKAWA
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