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選考委員を代表して選考経過を述べた小川哲氏は、「最終的には満場一致で決まった」「どの委員も、とにかく面白かったというのが第一の感想」「青春小説として優れているという意見もあった」と評しました。
この日の会見で青崎氏は、「率直な感想としては、ノミネートされる時点で予想外だったので、驚きに驚きが重なった」「(発表を待つあいだ)歴代の受賞作リストを改めて見返していたが、大好きな作家の大好きな作品ばかりで、仲間入りできたことが非常に光栄だし、嬉しい」と受賞の喜びを語りました。
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説として注目を集める本作品。この機会にぜひ読んでみてください。
受賞・ランクイン歴
★「第37回山本周五郎賞」受賞
★「第77回日本推理作家協会賞」〈長編および連作短編集部門〉受賞
★「第24回本格ミステリ大賞」【小説部門】受賞
★「第7回飯田賞」受賞
★「2023年SRの会ミステリーベスト10」【国内部門】第1位(「SRマンスリー」453号にて発表 http://sealedroom.blog.jp/)
山本周五郎賞に関してはこちらから
https://www.shinchosha.co.jp/prizes/yamamotosho/
「第37回山本周五郎賞」の選考委員は、伊坂幸太郎氏、江國香織氏、小川哲氏、今野敏氏、三浦しをん氏の5名。
贈呈式は6月に開催される予定。選考経過は、「小説新潮」7月号誌上に掲載されます。
『地雷グリコ』について
◆あらすじ
射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。
罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。
次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――。
ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。
◆書誌情報
作品名:地雷グリコ
著者名:青崎有吾
発売日:2023年11月27日(月)★電子書籍同日配信
定 価:1,925円(本体1,750円+税)
頁 数:352頁
体 裁:四六判並製 単行本
装 丁:川名 潤
ISBN:9784041140468
発 行:KADOKAWA
初 出:
地雷グリコ……「小説屋sari-sari」2017年11月号
坊主衰弱……「カドブンノベル」20年11月号
自由律ジャンケン……「小説 野性時代」22年3月号
だるまさんがかぞえた……「小説 野性時代」23年2月号
フォールーム・ポーカー……書き下ろし
詳 細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000437/
★第77回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000014728.000007006.html
★第24回本格ミステリ大賞【小説部門】受賞リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000014714.000007006.html
著者紹介 青崎有吾(あおさき ゆうご)
1991年神奈川県生まれ。明治大学卒。在学中の2012年『体育館の殺人』で第22回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。14年に『水族館の殺人』で第14回本格ミステリ大賞(小説部門)候補、20年に『早朝始発の殺風景』で第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、24年に本書『地雷グリコ』で、第24回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞、第77回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、第37回山本周五郎賞受賞。著作は他に、〈裏染天馬〉シリーズの『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』『図書館の殺人』、〈アンデッドガール・マーダーファルス〉シリーズ、〈ノッキンオン・ロックドドア〉シリーズ、『11文字の檻 青崎有吾短編集成』がある。「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の『ガス灯野良犬探偵団』(漫画:松原利光)の原作も担当。
KADOKAWA文芸マガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)で読める!
★騙しと理詰めが勝利を導く! 究極のゲーム小説『地雷グリコ』青崎有吾インタビュー
https://kadobun.jp/feature/interview/entry-90330.html
★極上の謎と驚きに満ちた沼へ、ようこそ――沼ミステリ10選
https://kadobun.jp/feature/book_concierge/entry-89220.html
★知的興奮、ここに極まれり。「頭脳戦小説5選」