Ⅱ:人材育成

人材育成

KADOKAWAグループでは、従業員がエンターテインメント業界においてその個性や能力を十分に発揮しながら活躍できる人材として成長するため、役職や事業に合わせたさまざまな研修や、従業員の意思を尊重したキャリア支援などを行っています。



従業員研修

[役職に合わせた研修]

KADOKAWAでは、新卒および中途で入社した従業員に対して入社時ガイダンスを実施しています。特に新卒社員に対しては、グループの全体像や多様な事業、現場の雰囲気や社会人としての心得などを理解するための新人研修のほか、配属後のフォロー研修などを行っています。また、次世代を担う人材へのリーダー研修として、春期、秋期の年2回開催で、経営戦略やリーダーシップ、ファイナンス、ビジネスプランニング、プレゼンテーションなどを学ぶ研修を行っています。

管理職および専門職に新たに就いた従業員には、マネジメント力向上のため、社外講師を招き、少人数でのワークショップ・グループディスカッションを交えた研修を行っています。また、新入社員配属部署の課長級従業員を対象としたOJTマネージャー研修、新入社員の教育担当先輩社員が知見を共有しあうOJTリーダー共有会なども実施しています。

<KADOKAWAでの研修受講人数・時間・内容(2020年度)>

受講人数

延べ3,521名

研修時間

計6,086時間

内容

新人研修、中途入社ガイダンス、管理職研修など、eラーニングを含め13種類の研修を実施

[事業に合わせた研修]

エンターテインメント・コンテンツにおいては、ジャンルによって必要とされるスキルも大きく異なるため、出版事業グループにおける編集制作講座、デジタル事業グループにおけるウェブ広告セミナー、メディアミックス事業グループにおける権利処理や音楽制作に関するセミナーなど、事業部門主導で事業固有のスキルアップを目的とした職種別の研修を実施しています。業務に必要なスキルアップ以外にも、人権や多様性、差別についてなど、メディアやコンテンツ制作に携わる者として必要な知見を得るための機会も設けています。


DX人材育成

グループ全体においては、ABW(Activity Based Working)の導入、各事業部門へのBPR(Business Process Re-engineering)支援サービスやデータ活用支援サービスを通じて、DX(デジタルトランスフォーメーション)の思考と行動様式を浸透させることで、デジタルに精通しユーザー中心の改革を推進できるDX人材を育成しています。

BPR支援では、各部の要望をふまえてカスタマイズしたサービスを提供しており、2021年からは、株式会社KADOKAWA Connectedを主体に、BPR支援を通じて得られた知見を「KDX道場」と名付けたサービスでグループ内外に提供しています。

また、事業部門とデジタル部門を兼務し事業のデジタルプロモーションを推進する「エヴァンジェリスト」を設置したり、データ活用に関する組織横断チームを組成し、個々の部署にそれぞれ存在していたデータの統合を図るとともに、従業員が同じ指標でデータを活用できるようなBIツールを整備するなど、業務を通じて、事業に活かせるデジタル知識を持ち合わせた人材を広く育成するよう取り組んでいます。

関連リンク

定期的な評価レビュー

KADOKAWAでは、正社員・継続雇用契約社員・特務社員は年1回、契約社員は年2回の考課を行っています。業務の目標設定・調整と振り返り、上司からのフィードバックを行う複数回の面談を設け、従業員を公正に評価するよう努めています。


キャリア支援

KADOKAWAでは、個人の意思を尊重し、スキルを活かしたキャリア形成、適材適所の実現、KADOKAWAグループ内での新たなイノベーションなどを目的として、フリーエージェント型異動制度を導入しました(KADOKAWA正社員および制度への参加表明をしたグループ会社の正社員が対象)。また、新たなスキルや発想を育む機会の獲得ができる環境を整えるため、副業制度も2021年4月より導入しています。


イノベーションプランコンテスト

KADOKAWAグループでは、従業員の想いを事業に結びつける取り組みとして、2019年より従業員が提案する企画をChief Officer以上の役員が審査して表彰・実現するコンテストを行っています。従業員が個人やチームで新規事業や業務改善の企画を考え、経営層へ直接提案する機会を設けることで、オープンで自律的な提案・改善活動の土壌を作るとともに、課題発見、アイデアの発想、計画の具体化など、ビジネスにおいて必要なスキルの獲得・向上も目指しています。

コンテストで入賞したプランは実際に事業化され、QRコード&短縮URLサービス「QRouton」(クルトン)のリリースや、縦スクロールで読める漫画「タテスクコミック」の開発などにつながっています。