Ⅱ:廃棄物への取り組み

廃棄物への取り組み

限りある資源をどう効率的に利用していくのかはKADOKAWAグループにとって重要な課題です。従来の事業プロセスの改善を通じて、廃棄物の削減にもつなげています。


書籍の製造物流の効率化にともなう紙資源の有効利用

需要に見合った適切な製造計画をたてることで、書店に送品した書籍のうち購入につながらなかった書籍、いわゆる返品の部数を減らし、関係者と協力をしながら紙の余剰消費の削減につなげています。さらに書店からの受発注の電子化など、テクノロジーも活用し需要量を適確に把握するよう努めています。2020年度は、部数にして339万4000部、紙資源にして1,557.7トンの削減を達成しました。
今後は、書店に対して返品減に応じたインセンティブを提示する取り組みを開始するなど、幅広い方策を通じて返品の削減と紙資源の有効利用に努めていきます。


編集作業における編集工数や紙資源の削減

一部編集部においてタブレット端末を導入し、取引先(印刷会社)や社内関係部署とのルール整備を進め、コミック雑誌や一部書籍のPDFでの校正・校了を可能にしました。結果、編集部の校正作業において紙に印刷し確認するという作業が減少し、編集工数や校正紙の削減につながっています。校正紙では2020年度実績では、A3サイズ5万枚、A4サイズ14万枚程度の削減になりました。


紙資料のデジタル化によるオフィスペーパーレス化の推進

2015年以降進めてきたオフィスの働き方改革に伴い、紙の出力最適化プロジェクトを実施し、印刷やコピー用紙の削減に取り組んできました。2018年からはオフィスのフリーアドレス化と並行して、これまで使用してきた紙資料のデジタル化を推進。2019年には電子決済・電子承認のシステムを導入しました。結果、KADOKAWAにおける紙の年間出力枚数は2014年度のおよそ3000万枚から、2019年度にはおよそ1200万枚、2020年度は新型コロナウィルスへの対応により従業員を原則在宅勤務にシフトした影響もあり、600万枚へと減少しています。