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数学ファンだけでなく全世代におすすめできる数 “楽” 書
本書には、天才数学者たちをも苦しめてきた数々の難問のうち次の6テーマを収録しました。
・数学者を惹きつけてやまない謎多き数「素数」
・“究極の自由人” が考え続けた「無限」
・問題自体は簡単な超難問「四色問題」
・数学史上最大のミステリー「フェルマーの最終定理」
・ギャンブルから生まれた「確率論」
・20歳でこの世を去った数学者が作り上げた「ガロア理論」
数学書では珍しい全ページフルカラーにすることで紙面を見やすく構成。
視聴者から好評を博した番組オリジナルCGを書籍でもふんだんに掲載し、数学ファンだけでなく数学初心者でも楽しめる1冊となっています。
数学者は「素数」の謎にどれだけ迫っているのか?
本書の第一章で取り上げるのは「素数」。
古代ギリシアの時代から、多くの数学者ならびに数学愛好家を惹きつけてやまない謎多き数「素数」について、「気まぐれな素数の並び方に規則はあるのか?」という問題を取り上げました。
18世紀を代表する天才数学者レオンハルト・オイラー、数学史上最大の天才数学者カール・フリードリヒ・ガウスの功績と、未解決問題「リーマン予想」を予想した天才数学者ベルンハルト・リーマンがいかに苦悩したかに注目ください。
オイラーはある数学の問題を解く中で、素数は自然界で重要な円周率π(パイ)と関係があることを、ガウスは「素数階段」を上り続け、「素数定理」を予言し、素数は自然界で重要な定数(自然対数の底)eと関係があることを発見しました。
リーマンは、オイラーとガウスの発見をさらに進化させ、「ゼータ関数」という素数が関係する関数について研究を進めます。この研究の過程で、今もなお未解決問題の一つである「リーマン予想」が誕生します。
そして、この「リーマン予想」が、宇宙を構成する原子の原子核エネルギーと関係がありそうだ、ということまでは番組で紹介されています。
では、天才数学者たちが挑んできた「気まぐれな素数の並び方に規則はあるのか?」という問題は解決されたのかというと……、詳しくは本書を読んでください。番組に盛り込めなかったエピソードも交え、この問題を解説しています。
本書ではこのように、番組に盛り込めなかったエピソードもたっぷり追加し、書籍だけでも十分に楽しめる構成となっています。
天才数学者をも苦しめてきた数々の難問、そして美しくも不思議な知の世界が楽しめる新感覚の数学書です。
【書誌情報】
書名:笑わない数学
編集:NHK「笑わない数学」制作班
定価:1,980円(本体1,800円+税)
ISBN:978-4-04-606430-1
判型:A5判
ページ数:200ページ
発売日:2023年12月11日(月)
発行:株式会社KADOKAWA
KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322304000187/
「笑わない数学」番組情報
パンサー尾形貴弘が難解な数学の世界を大真面目に解説する異色の知的エンターテインメント番組。
シーズン1が2022年7月から9月までNHK総合テレビで放送され、ギャラクシー賞テレビ部門の2022年9月度月間賞に選ばれた。
現在、シーズン2がNHK総合テレビで毎週水曜午後11時から放送中。