人生100年といっても健康寿命の平均は長寿の女性でも75歳。これまで家族のため、会社のためと自分のことを脇に置いて走り続けたのだから、ようやく訪れた60歳からの自分軸の時間は最大限に楽しみたいところ。
そのセカンドライフの充実度を高めるためには、60歳からの人生の「前半」に「厚く」予算化する、「前厚」プランが最強です。
退職金、年金で損をせず、シニア割も使い倒す。非課税制度であるiDeCoと新NISAでは最新の対応プランで積み立て。インフレ時代の老後では、守りの運用が肝心です。老後の不安の<正体>である「医療と介護」への備えまできっちりお伝えする、定年後のお金の超入門書です。
【主な内容】❶定年後のお金が、思うよりも管理しやすいワケを解説
長い目で定年後に入るお金を考えると、ライフイベントはほぼ終わっているので、見通しが立てやすいことがわかります。また、生命保険は死亡から医療へシフトするなど、出費の見直しポイントも明らかに。老後の「前半に厚く予算化」するための不安の正体、「医療と介護への備え」や、シニア割を徹底活用して出費を減らしつつ、お楽しみ費を確保する方法について解説します。
❷年金だけでは不足する生活費を賄う、最新プチ稼ぎ
老後の不足額が2000万円!? と話題になりましたが、毎月の生活費で見ると平均は3万3200円の赤字。この分をプチ稼ぎで賄えれば、「なんとかなる」もの。まずは仕事の価値観をシフトチェンジして、公的な給付金を使いながら、「いつまでも稼げる」ためのリカレントの術などを解説します。人気の資格ランキングも合わせて紹介しています。
❸老後の不安を解消する非課税制度と守りの運用
老後資金は、iDeCo、新NISAなどの非課税制度が一番という理由とその運用法を解説。インフレ時代は、これまでの預貯金では実質目減りしてしまうからです。インフレに負けない50代以降の守りの運用は「使い道に合わせてお金の保管場所を分けておく」ことから。使うタイミングによって「預け先」を変えるのです。さらに、医療費の自己負担限度額の払い戻し制度なども説明しながら、介護サービス、介護施設の入居資金の作り方もやさしくお伝えします。
【書誌情報】
書名:定年後のお金、なんとかなる超入門 インフレ時代のセカンドライフ
著者:和泉昭子 (生活経済ジャーナリスト)
発売日:2023年2月24日(金)
定価:1,760円(本体1,600円+税)
頁数:192P
体裁:A5判 オールカラー
ISBN:978-4-04-897543-8
発行:株式会社KADOKAWA
【KADOKAWAオフィシャル書誌詳細】https://www.kadokawa.co.jp/product/322210000593/【著者プロフィール】
和泉 昭子(いずみ あきこ)
生活経済ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー/人財開発コンサルタント。
大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに。NHKを中心に、ニュース・情報番組を担当。CFP®取得後、現職へ。2007年マネー&キャリアの支援会社を起業し、マネーコンテンツの作成やライフプランシミュレータの開発支援などを手掛ける。 現在は、メディア出演や講演活動などを通じて、マネー、キャリア、コミュニケーションに関する情報を発信。テレビ・ラジオのコメンテータ、新聞・雑誌・書籍の執筆監修を行う。