リモートワークなどで急増した「社会的時差ボケ」がストレスの主な原因
「ささやかな行動の変化」によって自律神経が整い、ストレスを受け流して、回復できる心身が手に入ります
メンタルヘルスを保つために、各企業で導入されている社員の「ストレスチェック」ですが、実際には6割近くの人が、不調の初期サインを見落とされています。
というのも、社員ひとりひとりの「環境の変化」「行動の変化」による影響が、調査票ではすくい取れていないからです。特にこのコロナ禍での変化は大きいものでした。
そこで、日本の会社員約5万人に対し、根来秀行先生が新たな調査法を開発の上、分析した結果、今のリモート生活の最大のリスクは、「社会的時差ボケ」であることがわかりました。
それらの知見をもとに、複数の企業とワーケーションも実施。ストレス改善のビフォアー・アフターを自律神経の変化から読み解き、心と体の両方をほぐすメソッドとしてまとめたのが本書です。
ポイントは、ストレスには「耐える力」より「回復力」の強化ということ。体を整える主軸となる、最適タイミングでの「8種の呼吸法」と、切り替えのスイッチとなる「行動のヒント」を101種、提案。
リモート時代に肝心なのは、「何をやるかよりも、いつやるか」。人体の時計遺伝子に見合った、心と体をほぐすヒントを網羅した一冊です。
【本書のポイント】
- リモートワークで「社会的時差ボケ」が増えて、ストレスの原因に。
- 厚生労働省推奨の「職業性ストレス簡易調査票」では心の不調の初期サインに気づけないことが少なくありません。なぜなら、プライベートでの「環境」、「行動」の変化などの、個人的な「ストレス因子」と「ストレス耐性」への質問が抜けているから。
- ささやかな行動の変化によって、乱れた「自律神経」が整い、「心」も変わっていく。呼吸法は唯一、意識的に自律神経をコントロールできる方法。ポイントは、「吸う」より「長く吐く」を意識すること。
- 「何をするか」より「いつするか」。人のもつ時計遺伝子の時間割に働きかけることが大切。
- 寝つきをよくしたければ、「呼吸数を減らす」こと。
- メンタルを「病む人」と「病まない人」との違いをやさしく解説
- 科学的根拠に基づいた101個の「行動のヒント」と8種の「呼吸法」を網羅。お金も時間もかからない、思い立ったらどこでもできることなので、「やってみたらできた!」の感覚がもて、さらに、ストレス リセットに。
【著者プロフィール:根来 秀行(ねごろ ひでゆき)】
医師、医学博士。東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。ハーバード大学医学部客員教授(Harvard PKD Center Collaborator, Visiting Professor)、ソルボンヌ大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、信州大学特任教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床、研究、医学教育の分野で国際的に活躍中。『ハーバード&ソルボンヌ大学根来教授の超呼吸法』(小社刊)など著書多数。
【著者コメント】
ストレスは人生でなくなることはありませんが、ストレスから回復する力をもつ体は手に入れられます。
行動が変われば体が変わり、体が変われば、心の状態も変わります。
簡単でシンプルな、人体の生理的メカニズムに沿った101個の「行動のヒント」と8種の「呼吸法」を提案しています。また、いつやればいいのか、最適なタイミングとともに紹介していますので、ぜひお役立てください。
著者出演、インタビュー可能
※スケジュールご相談ください。※オンライン含む
関係者お問い合わせ先までご連絡ください。
【書籍概要】
『ハーバード&ソルボンヌ大学 Dr.根来が教える ストレス リセット呼吸術』
著者:根来 秀行(医師・医学博士)
発行:株式会社KADOKAWA
定価:1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2022年7月4日
判型:四六判
ページ数:240ページ
ISBN:978-4-04-897450-9
【KADOKAWAオフィシャルサイト 書誌詳細ページ】https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001381/