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「キーウ」表記の提唱者 東京外国語大学名誉教授中澤英彦氏から学ぶ特別授業『ウクライナを知る ~言語を通じて広がる世界~』

学校法人角川ドワンゴ学園

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 学校法人 角川ドワンゴ学園 N高等学校(以下、N高)、S高等学校(同S高)、N中等部は、昨今のウクライナ情勢を踏まえ、6月10日(金)18時00分から3週にわたり、ウクライナ関連の特別授業を行います。
 2022年2月24日より始まったロシアによる侵攻により、これまで脚光を浴びることの少なかった東欧の一国であるウクライナに世界の注目が集まっています。ただし、連日ウクライナ情勢に関するニュースが報道される一方で、戦争というフィルターを抜きに生徒がウクライナの姿を知る機会は少ない状況にあります。そこで今回、ウクライナ語研究の第一人者で、首都の名称をウクライナ語由来の「キーウ」表記にするよう提唱した東京外国語大学名誉教授の中澤英彦氏をお招きし、これまであまり知られてこなかったウクライナについて学びます。全3回の講義では、ウクライナの首都の名称が"キエフ"から"キーウ"へ変更になった背景や、ウクライナと日本の関係、豊かな文化などについて取り上げ、ウクライナへの理解を深めます。生徒からの質問コメントに中澤英彦氏が回答するQ&Aの機会も設ける予定です。

<中澤英彦氏からのメッセージ>
ロシアによる侵攻が始まるまで、ウクライナはほとんどの日本人がその文化や国民性について知らない「秘境」のような国でした。連日の報道でウクライナの破壊された街の風景や奮闘する兵士たちの姿がメディアを通して映し出される一方で、私たちは依然としてウクライナの素顔について知らないのではないでしょうか?古くからヨーロッパ、世界の運命の鍵を握ってきたウクライナの秘密のベールをはぎ、今こそ真の姿、魅力を発見しましょう。

<中澤英彦氏プロフィール>
東京外国語大学大学院外国語研究科修了。東京外国語大学名誉教授、ウクライナ研究会副会長、ヨーロッパ・アジア言語文化研究所研究員。
旧ソ連からの独立以前から言語学者としてウクライナ研究を重ねる。
今年3月末に行われたウクライナ首都の表記変更に関して、ウクライナ語に近い「キーウ」表記の提唱者。

 講義の模様はニコニコ生放送、YouTubeにて生配信を行い、N/S高やN中等部の生徒だけでなく、全国の中高生、そしてどなたでも視聴可能です。

<「ウクライナを知る ~言語を通じて広がる世界~」概要>

【日時】第一回:2022年6月10日(金)18時00分~19時30分  
    第二回:2022年6月17日(金)18時00分~19時30分 
    第三回:2022年6月24日(金)18時00分~19時30分 
【講師】中澤英彦氏(東京外国語大学名誉教授、ウクライナ研究会副会長)
【授業内容(予定)】
●第一回「二人の"ウラジーミル"」 言語を通じてウクライナについて学ぶ
 ・ロシア大統領のウラジーミル・プーチンとウクライナ大統領のヴォロディーミル・ゼレンスキー。
  実は二人の名前"ウラジーミル"と"ヴォロディーミル"のルーツは同じで「治世」という意味。
 ・"キエフ"から"キーウ"へ。ウクライナの首都の名称変更とその背景について。
●第二回「ウクライナと日本」 ウクライナと日本の関係について学ぶ
 ・ウクライナと日本は隣国?1917年のロシア革命後、ロシア極東(日本と接する地域)に建国が計画された幻の国家「緑ウクライナ」があった。実は現在でも北方領土の住民のかなりの割合がウクライナ系と言われる。
 ・第二次世界大戦後、1946年の日本国憲法制定の際、日本の女性の地位向上を強く働きかけたベアテ・シロタ・ゴードンはウクライナ系。
 ・1792年に大黒屋光太夫が帰国。その過程で日本に伝わった初めてのスラブ民謡はウクライナ民謡。
●第三回「光芒のウクライナ」 ウクライナの豊かな文化について学ぶ
 ・ロシアやスラブ国家に通じていても、ウクライナについて語れる人は多くない。最終回となる第三回は、これまで語られることの少なかったウクライナの豊かな文化に触れる。
 ・ウクライナには詩人と民謡が多く、その背景として言葉が音楽的であることが挙げられる。タラス・シェフチェンコやレーシャ・ウクラインカといった  詩人について学ぶ。
【番組URL】
<第一回>ニコニコ生放送: https://live.nicovideo.jp/watch/lv337047274
                YouTube: https://youtu.be/2GUJAu1PnZo
<第二回>ニコニコ生放送: https://live.nicovideo.jp/watch/lv337047311
                YouTube: https://youtu.be/sz6M0ZuTz_0
<第三回>ニコニコ生放送: https://live.nicovideo.jp/watch/lv337047348
                YouTube: https://youtu.be/W0HMFL6eY08

◆学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校、S高等学校について◆
<N高等学校 本校:沖縄県うるま市、校長:奥平博一/S高等学校 本校:茨城県つくば市、校長:吉村総一郎>
N高等学校、S高等学校はインターネットと通信制高校の制度を活用した“ネットの高校”で、現在の生徒数は両校合わせて22,166名(2022年5月時点)。「IT×グローバル社会を生き抜く“総合力”を身につける多様なスキルと多様な体験」を掲げ、今のネット社会に合った新しい教育を実践しています。授業やレポート提出をネットで行うことで自分のペースで学べる高校卒業資格のための必修授業の他に、大学受験やプログラミング、小説、ゲーム、ファッション、料理、美容など多彩なネットでの課外授業や、全国各地で行う職業体験により、社会で役立つスキルや経験も高校時代に身につけられるカリキュラムが特徴です。ネットコース、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコースの4つのコースから選択できます。また、日々の学習は映像学習だけでなく、VRを活用した体験型の学びを行うこともできます。
<公式サイト> https://nnn.ed.jp/ <公式Twitter> https://twitter.com/nhigh_info

◆学校法人角川ドワンゴ学園 N中等部について◆
N中等部は、教育機会確保法の趣旨を鑑みた、新しいコンセプトのスクール、「プログレッシブスクール」です。現在、ネットコースでは763名、通学コースでは460名の生徒が全国で学んでいます (2022年4月時点) 。N中等部では、総合力を身につけるために、教養・思考力・実践力の3つを学びます。21世紀型スキル学習、プログラミング、基礎学習(国・数・英)など多彩な学習コンテンツがあり、一人ひとりが自分のペースで学び、目標を見つけ、主体的に行動することで進路やキャリアづくりといった夢への第一歩が広がります。
※N中等部は学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。ご自身の中学校に在籍したままN中等部で学んでいただきます。
<公式サイト> https://n-jr.jp/ <公式Twitter> https://twitter.com/njrjp1


《お問い合わせ先》 
学校法人角川ドワンゴ学園 広報担当:E-mail n-press@nnn.ac.jp

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