商品・サービストピックス
株式会社角川アスキー総合研究所(本社:東京都文京区、代表取締役社長:加瀬典子)は、京都大学発の新しい学問体系“プラットフォーム学”の実践編「プラットフォーム学Ⅱ」を2025年7月18日に発売します。
本書は、情報学と複数領域を連携させ、新しい価値創造を目指す京都大学の学問体系をまとめた書籍「プラットフォーム学」(2024年6月、小社刊)の続編です。基礎理論をまとめた前作に続く「実践編」と位置づけ、プロスポーツリーグを題材として、プラットフォーム学をより深く学び、実際に利用する方法を解説します。
野球、サッカー、バスケットボールなどのプロスポーツリーグは、地域社会に根ざし、人々が集まるプラットフォームとしての機能を有しており、ビジネスとして大きな成長を遂げています。本書では、MLBやJリーグ、Bリーグなどにおける選手育成、ファン獲得、観戦体験の向上などの取り組みに着目し、プラットフォーム学の視点で掘り下げるとともに、それを支えるテクノロジーや周辺プレイヤーなどのエコシステムについても網羅的に取り上げました。
また、後半では、地方自治体やスタートアップなど、他分野におけるプラットフォーム構築の事例を多数掲載しました。これらの事例や解説を通じて、プラットフォーム学を学問からさまざまな分野へ応用・実践するポイントを学べる1冊となっています。
MLBではピッチクロックや顔認証システムを球場内外に導入し、マイナーリーグでのルール実証など、ファンの声を反映させた課題改善に取り組んでいます。
地域密着型のJリーグは、スポーツを通じた環境サステナビリティにも積極的に参画し、気候変動問題に挑戦。Bリーグでは、地域格差などの社会課題に取り組み、日本レースプロモーション(JRP)は、レースに関する多様なデータを公開し、透明性と公平性の確保に努めています。
このような取り組みを行う各スポーツリーグのリーダーたちに、プラットフォームの必要性や現状、今後の展望について語っていただきました。
■企業・スタートアップの50を超えるプラットフォームケーススタディで、プラットフォーム構築のノウハウを学ぶ
デジタル社会、厚生・労働、行政・地方自治、安全保障、環境、国土・交通、経済・産業、農・林・水産、科学、文化、金融、国際関係、通信インフラ、防災など、上場企業、スタートアップの多様なプラットフォーム構築事例を掲載。ビジネスをはじめさまざまな分野でプラットフォーム学を実践するポイントがよくわかります。
『プラットフォーム学Ⅱ 京都大学発 プラットフォームを“学問”として学び、そして“実践”へ
スポーツ×テクノロジー×スタートアップ』
原田博司 編
(京都大学プラットフォーム学卓越大学院プログラムコーディネーター
京都大学大学院情報学研究科教授)
定価:3,850円(本体3,500円+税)
判型:A4判
ページ数:192ページ
発売⽇:2025年7月18日(金)
ISBN:978-4-04-911265-8
発⾏:株式会社⾓川アスキー総合研究所
発売:株式会社KADOKAWA
公式サイトURL:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000917/
第1章 世界をリードするスポーツリーグのプラットフォーム
・「新たなプラットフォームを生み出す、MLBのテクノロジー活用戦略とは」MLBチーフオペレーション&ストラテジーオフィサー Chris Marinak
・「地域の特性を生かした、サステナブルなプラットフォームとしての取り組み」公益社団法人日本プロサッカーリーグ執行役員 窪田慎二/樋口順也
・「デジタル活用×コラボレーション促進×ガバナンス強化 3つの要素がリーグの未来を切り拓く」TMI総合法律事務所パートナー 境田正樹
・「コックピットを体感できるアプリが観戦の面白さを深化させる」株式会社日本レースプロモーション代表取締役社長 上野禎久
第2章 スポーツリーグのプラットフォームを支える取り組み
・スポーツリーグの歩みと発展
・日本のプロスポーツリーグの市場規模
・スポーツリーグを支える主要プラットフォーム俯瞰図(地図)
・センサーテクノロジー「プロから教育現場までRapsodoが広げるデータ活用の可能性」株式会社Rapsodo Japan Baseball Business Manager 花城健太
・トラッキングテクノロジー「自分たちの技術はいつか不要になるという心構えで革新を続ける」スポヲタ株式会社 クロスボーダー事業責任者 Ador Bitaraf
・メディアテクノロジー「多様なパートナーシップを築き、エコシステムをつくり出していく」DAZN Japan最高経営責任者(CEO)兼アジア事業開発 笹本 裕
・映像ソリューション「地域格差・人口減少に挑む スポーツを起点にした情報革命」ソフトバンク株式会社サービス企画本部コンテンツ推進統括部 スポーツ企画1部部長 関戸淳文/スポーツ企画2部部長 星川智哉
・クラウドテクノロジー「データからストーリーをつくり、より深いエンゲージメントを築く」アマゾン ウェブ サービスジャパン合同会社インダストリー事業開発マネージャー 山口賢人
・クラウドソリューション「レースという現場のもつ力がプラットフォームの拡大につながる」さくらインターネット株式会社テクニカルソリューション本部本部長 松田貴志/クラウド事業本部クラウドサービス部 須藤武文
・センサータイヤソリューション「レースにタイヤをワンメイク供給。タイヤはエンタメのプラットフォームへ」横浜ゴム株式会社執行役員 タイヤ製品開発本部長 松田将一郎/執行役員 研究先行開発本部長 藤田資二
・社会貢献プラットフォーム「社会課題を自分ごとに—アスリート・スポーツの力で共感と行動を促す」日本財団HEROsプロジェクトプロジェクトマネージャー(業務委託) 荒木哲朗
・スポーツリーグのすそ野を広げる「スタートアップとの協業を支えるプラットフォーム企業として、社会に貢献するスポーツテックを開発する」ミズノ株式会社執行役員 総合企画室室長 長沼秀一
・スポーツリーグを支えるプラットフォーム、通信技術、VR/AR技術、個人認証技術、ビッグデータ解析・AI技術、映像技術、センシング技術
・ミライへの挑戦「自分自身をプラットフォームにして事業を展開していく”IP as Platform”を日本へ」Caravan Japan代表取締役社長 CEO 谷 元樹
・プラットフォーム学座談会1「プラットフォーム学はなぜスポーツリーグに学ぶのか?」京都大学大学院情報学研究科教授 原田博司、一般財団法人UPDATE EARTH理事長 福田 正、デロイト トーマツ グループ パートナー 前田善宏
第3章 ケーススタディ スタートアップとともに実践する
・プラットフォーム領域と企業分布図
・ケーススタディ:前橋市市長 小川あきら/前橋市都市計画部 纐纈正樹、前橋市農政部 大矢恵理、前橋市産業経済部 田中隆太、前橋市財務部 渡根木優子/株式会社Ay代表取締役社長 村上 采/株式会社ジンズホールディングス代表取締役CEO 田中 仁/株式会社HAWORD代表取締役 宮崎雄一/共愛学園前橋国際大学学長 大森昭生/株式会社プロデュースセンター企画制作室室長 浜田哲朗/TikTok APACゼネラルマネージャー 佐藤陽一/ポケトーク株式会社代表執行役社長兼CEO 松田憲幸/株式会社MIXIライブエクスペリエンス事業本部 宮部継大/日本通信株式会社代表取締役社長 福田尚久/ANAホールディングス上席執行役員 未来創造室長 津田佳明/G-Yu Creative社長 Yupharet Eakturapakal、副社長 小林智美/株式会社紀伊國屋書店取締役副社長 大野繁治/一般社団法人スタートアップエコシステム協会代表理事 藤本あゆみ、副代表理事 名倉 勝
・ミライへの挑戦「人間の証明が求められる時代に—Worldが目指すAGI時代の信頼」Tools for Humanity日本代表 牧野友衛
・スタートアップ創出プラットフォームとしてのICTスタートアップリーグとは?
・プラットフォーム学座談会2「スタートアップを官民一体で支援・推進するプラットフォーム」総務省国際戦略局技術政策課長 松井正幸、原田博司、福田 正、前田善宏
・ケーススタディ:日本エンタープライズ株式会社代表取締役社長 植田勝典/株式会社みらいワークス代表取締役社長 岡本祥治/株式会社ガイアックス執行役員 佐々木喜徳/CalTa株式会社代表取締役 CEO 高津 徹/株式会社バニッシュ・スタンダード代表取締役 小野里寧晃/株式会社医食同源ドットコム営業統括部長 小林昌弘/株式会社ユーフォリア代表取締役 Co-CEO 橋口 寛/城崎国際アートセンター館長 志賀玲子、兵庫県立芸術文化観光専門職大学学長 平田オリザ/株式会社goodhood代表取締役 鈴木雄洋/山陰海岸ジオパーク推進協議会アカデミックディレクター 松原典孝/よんなな会発起人 脇 雅昭/株式会社Glocalist代表取締役CEO 吉川真実/e-dash株式会社 広報・PR担当ディレクター 阪中れい子/株式会社ソウワ・ディライト代表取締役 渡邉辰吾/株式会社IACEトラベル代表取締役社長執行役員 西澤重治/WILLER ACROSS株式会社代表取締役社長 宿谷勝士/株式会社アクセストレードセンター代表取締役 古谷彰則/otoz.ai Inc Founder & CEO MIRZA ASIF BAIG/カスタメディア株式会社取締役COO 浦坂 周/株式会社SAZO代表 ギルマロ/素数株式会社取締役副社長 小幡純子/フエスト株式会社マーケットマネジメント 渕上久美子/株式会社HRK代表取締役 長安裕喜/エンゲート株式会社代表取締役 城戸幸一郎/株式会社ハルメクホールディングス広報・IR室室長 入山真一/ヒューマンアカデミー株式会社児童教育事業部事業部長 須藤冬暁/合同会社BridgeAhead代表社員 木戸口蒼大、福原涼太/株式会社TENTIAL執行役員 CRO 舟山健太/合同会社Uzuri代表 山岸 成/準天頂衛星システムサービス株式会社代表取締役社長 石橋 海/株式会社トレポータル代表取締役 神谷優理
・ミライへの挑戦「ダンス界の最前線・テクノロジーの力でダンスの著作権化を目指す」株式会社アノマリー代表取締役CEO 神田勘太朗
・プラットフォーム学座談会3「妄想と推進からフィロソフィーを打ち立てて、ミライに挑戦せよ」原田博司、福田 正、前田善宏
第4章 プラットフォーム学解説&展望
・社会を駆動する基盤構築のための新学術:プラットフォーム学
・プラットフォームを構築するための必要な技芸:プラットフォーム学
・プラットフォーム学を学ぶ“場”の提供:プラットフォーム学卓越大学院
・フロリダ大学との連携による国際学生ワークショップ実施
・履修生の領域横断的な取り組み
・プラットフォーム学の今後の展望
株式会社角川アスキー総合研究所について
角川アスキー総合研究所は、メディア運営やコンテンツ制作で培った知見を活かし、調査、コンサルティング、マーケティング、ビジネスソリューション、出版、教育支援など幅広く事業を展開しています。コンテンツ力、メディア力、リサーチ力を総合的に活用し、お客様の課題解決に取り組みます。