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日本財団とドワンゴが提携、格差のない教育の実現へ 一般社団法人日本財団ドワンゴ学園準備会を発足 オンライン大学「ZEN大学」2025年4月開学(予定)〈ドワンゴ〉

株式会社ドワンゴ(東京都中央区、代表取締役社長:夏野剛)と公益財団法人日本財団(東京都港区、会長:笹川陽平)は、新しい教育システムの構築に関する包括提携を2023年6月1日(木)に締結したことをお知らせします。両者は、教育分野で協働した取り組みを推進することで、教育による持続可能な社会実現への貢献を目指します。
具体的な取り組みとして、一般社団法人日本財団ドワンゴ学園準備会を設置し、多様化する教育環境・教育格差に対応した日本発の本格的なオンライン大学「ZEN大学」(仮称)(設置構想中) を2025年4月に開学することを目指します。


推進体制

推進体制


包括提携締結の背景


ドワンゴは、学校法人角川ドワンゴ学園の設立母体として、N高等学校の開校に伴い2016年から最先端のオンライン教育システムの構築に取り組んでいます。動画サービスで培ったIT技術やオンラインコミュニケーションのノウハウを活用した学習アプリ「N予備校」の開発を行い、2023年4月までに12,968個の授業を制作、N高等学校・S高等学校の学習ツールとして提供してきました。また、この7年間、約5万人の生徒に学びの場を提供する中で、生徒たちの家庭の収入や環境、希望する進路の多様性と向き合ってきました。

日本財団は、より良い社会を実現するために、長きにわたり国境や分野を超えて様々な角度から課題解決に向けた支援活動を行っています。「子どもサポートプロジェクト」では、困難を抱える子どもや若者が少なくなるような社会の仕組みづくりを目指し、子どもたちの未来の可能性を育むプロジェクトや育成環境を整えるプロジェクト等、幅広い教育支援を推進。高等教育においては、東京大学先端研究所と連携した異才発掘プロジェクトや世界69大学と連携した奨学金プログラムなどの支援に取り組んできました。

こうした教育分野における取り組みの背景には、現代の日本が抱える教育格差が存在します。両者が直面してきた教育環境を取り巻く課題として「収入格差」「地域間格差」「男女格差」が挙げられ、これらは貧困の連鎖や経済格差拡大、地方衰退といった社会課題に密接に関係していると考えられます。

ドワンゴと日本財団は、教育格差における課題解決と次世代人材の育成による持続可能な社会の実現に向けて、両者が有するノウハウや知見、ネットワーク、資源等を活かした新しい教育システムを構築し、全ての子どもたちに一人一人の個性・関心を尊重した質の高い教育の機会を提供したいと考え、このたびの提携に至りました。

オンライン大学「ZEN大学」(仮称)(設置構想中) 概要

全ての子どもたちを対象にした、最先端のテクノロジーと最前線で活躍するプロフェッショナルの教員たちによって創り出される“日本発の本格的なオンライン大学”です。※一般社団法人日本財団ドワンゴ学園準備会より10月認可申請予定

◆大学名:ZEN大学 (仮称)(設置構想中)
◆開 学:2025年4月(予定)
◆定 員:初年度入学定員5,000人/総定員20,000人(予定)
◆授業料:380,000円(予定)※1年間あたりの金額


ZEN大学 (仮称)(設置構想中)

※オンライン大学の特徴
ICTの活用による、質・量が充実した授業が特徴です。対面授業と異なり、繰り返し使用できる映像授業で授業にかける時間を短縮でき、教室の収容人数(定員)の制限もありません。その分、時間とお金を有効活用して、学生数が増えれば増えるほど授業の質と量を高めることができます。学生は、多様な生活にあわせて、安価で質の高い授業を好きな時間に好きな場所で受けることができます。

※オンライン大学の意義
全ての人に大学進学の機会を提供できること。高額な学費、住んでいる地域や環境など、様々な理由で大学進学を諦めなければならなかった人も、ネットでの学びだけで大学卒業資格を取得でき、実社会で役立つ知識やスキルを身に付けることができます。




《本件に関する報道関係のお問合せ先》
株式会社ドワンゴ 広報部:dwango-pr@dwango.co.jp


PDFはこちら>>(890KB)


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