仕事を知る 変化し続けるKADOKAWAは今、
どんなビジネスを展開しているのか。
解説していきます。

世界の才能と、感動をつなぐ、
クリエイティブ
プラットフォーマーへ。

舞台は、世界80億人市場。この場所で私たちが長年に渡って得意としてきたのは、「日本発の良質なIPを、多彩なメディアミックス手法の知見と海外ネットワーク、テクノロジーを駆使して世界へ届ける」ことでした。この<日本 発 世界>というビジネスで培ってきたチカラはいくつもあります。

新しい才能にこだわることで培ったIPの発掘・価値最大化。固定観念にとらわれない多彩なメディアミックス手法のノウハウ。積極的な自社海外拠点展開で築き上げてきたグローバルネットワーク。コンテンツの世界同時配信/発売も可能にするデジタル展開とグローバル流通網・・・etc.

これらのチカラを活かして進む次のステップは、<世界 発 世界>。「世界中の才能溢れるクリエイターを発掘し、生み出されたIPを、日本を含めた世界中へと届けていく」です。『グローバル・メディアミックス with Technology』がこれからの私たちの進む道。優れた才能を見つけ、IPを育て、多様なメディアミックスで多彩な楽しさをカタチにし、ユーザーに届ける。これをグローバルで力強く推進していきます。

多種多様なIPで、
あらゆる人の心をつかむ。

私たちが手がけるIPは実に多種多様。子どもが楽しく学べる学習漫画や中高生が熱中するノベル、ファン同士の絆が深まるライブイベントにシニアの豊かな人生の助けとなる情報メディア、そして世界的熱狂を生むアニメ作品。さらには、誰もが気軽に創作活動を楽しめるプラットフォームに、既存の枠組みに囚われず本の楽しさを伝える術をゼロから再構築した書店まで。私たちは、全世代のあらゆる趣味趣向を持つ人に届くIPを生み出し、様々なメディア・場でエンターテインメントビジネスを成長させています。

なぜKADOKAWAは、こんなにも多彩な“好き”を生み出せるのか。理由の一つは、その“生まれ”にあります。1945年に創業したKADOKAWA。出版社としては後発のスタートでした。そのため「他とは違うことをやらなければ。新しいことに挑戦しなくては」というDNAが私たちの根源にあるのです。既成概念に縛られず、社会の変化に翻弄されることもなく、常に時代の先を見据えて変革を起こし続けるのがKADOKAWAらしさ。グローバル市場においても、世界中の企業があっと驚くような展開を起こしていきたいと考えています。

世界でも稀なIP創出力。

書籍分野では年間約5000点の新商品リリース、アニメ作品は年間59本製作(2023年度)という実績が示すように、KADOKAWAは現時点で世界有数のIP創出力を誇っています。ですが、まだまだ上へ。編集者一人ひとりによる新しい才能の発掘のみならず、テクノロジーを駆使して、『カクヨム』や『魔法のiらんど』などを通じたUGC(User Generated Contents)系作家・クリエイターの開拓を強化。同時に、データマーケティングを駆使した編集力の底上げ、編集者の増員も含めたタテスクコミックの制作も強化。さらには海外での小説賞開催やタテスクコミック大賞の6言語拡張など、世界発IPの発掘・創出も加速させています。

また、グローバルで通用する3DCG制作スタジオ「株式会社Studio KADAN」設立や優れた制作スタジオとの連携を図りながら、アニメ分野の自社制作能力も向上。企画から制作までの一貫体制で強みを発揮する制作体制を構築し、グローバル配信市場での地位も確固たるものにしていきます。「DARK SOUL」や「ELDEN RING」など、コンソールゲームが業績好調を支えているゲーム分野でも、モバイルゲーム領域でのIP創出基盤の進化に積極的に取り組み、モバイルゲーム人材の採用・育成の強化を進めながら、多様なカテゴリーで世界的ヒットを生み出していきます。

StudioKADAN

自由な発想で膨らむ、
メディアミックス。

創出したIPの価値を最大化するのがメディアミックス。メディアミックスを初めてメジャーなモデルにしたと言われるのが角川映画です。横溝正史著『犬神家の一族』は1976年に、赤川次郎著『セーラー服と機関銃』は1981年に映画化を果たし、社会現象となるほどのムーブメントを起こしました。以来、長きに渡り、メディアミックスモデルを強化・発展させ続けてきたKADOKAWA。“小説の映画化”、“ライトノベルやコミックのアニメ化”などにとどまらず、マーチャンダイズ、ゲーム、ライブイベント、リアルアイドルユニット結成、実用書の映像化、情報誌コンテンツのスマートスピーカーへの活用、旅行サービス・インバウンド活性化など、自由な発想でメディアミックスの可能性を膨らませてきました。

近年では、自社原作『影の実力者になりたくて!』のアニメ化とモバイルゲーム化の同時立ち上げが成功。原作売上を前年比4倍に拡大する相乗効果を創出しています。また、出版・アニメ・ゲームと一連のメディアミックス展開を一貫して自社プロデュースする開発ラインの強化も推進中です。

世界とつながる、世界をつなげる、
ネットワーク。

1999年、初の海外拠点となる台湾角川を設立したのを皮切りに、私たちは業界に先駆けて海外展開の基盤を築いてきました。現在では、各地の自社現地拠点に加え、北米、欧州、中華圏、東南アジアなど各地域の有力翻訳出版社、プラットフォーマーともタッグを組んでいます。このKADOKAWAならではのネットワークを活かし、各国でのIP開発、翻訳出版、自社Webメディア展開も着実に進んでいます。世界80億人のココロをふるわせるビジネスを今後ますます創出していくのです。


KADOKAWAグループの
海外法人ネットワーク(一部抜粋)

テクノロジーを、
すべてのエンジンに。

国境も超えてあらゆるビジネスを進化させ、私たち自身までもアップデートさせてくれるのが、テクノロジーです。2014年のドワンゴとの経営統合を契機に加速させたデジタル戦略は、グローバルメディアミックス推進の大きなエンジンになっています。事業のDX化により各種ビジネスモデルは大きく変革。社員の働き方も飛躍的に進化しました。良質なコンテンツ・サービスの創出基盤拡充、社員のクリエイティビティ最大化のため、テクノロジー活用とDX推進にますます取り組んでいきます。

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